シリーズ: 行動ファイナンスを超えて テリー・バーナム著、トカゲの脳と意地悪な市場
シリーズ: 「行動ファイナンスを超えて」第二弾はこちら。
タイトルがナニで、この著者大丈夫かなぁ、と思いましたが、実は内容的には真っ当な経済学と投資の本。
ってゆーか、タイトルのわりには、「トカゲの脳」があまり出てこなくて、竜頭ダヴィンチ・コード、もとい、竜頭蛇尾な感を否めず。
テリー・バーナム著
評価は
評価★★☆☆☆ (二つ星)
(評価の基準はこちら)
「トカゲの脳」というキーワードにたくして、人間の不合理な投資行動を新科学的な観点から解説するのはgood
加えて、経済学の基本原理(インフレ、為替と金利)、代表的な投資先(債券、株式、不動産)についての解説もgood
ところが、評価の悪さはひとえに読みにくさにある。だらだらとヘンテコリンな例が多くて、よくわからんッス。
ちなみに、訳もヒドイね。
オビ・ワン・ケノビが、ルークに向かって、「軍隊を使え」はないだろう?おそらく原文は、"Use your force" (フォースを使え)。よくこれで、恥ずかしげもなく「訳者の」献詞なんか書けるよな。つーか、ふつう訳者が献詞を書くか?著者のバーナム氏の奥さんは日本人なんだ!って一瞬思っちゃったよ、オイ!
コホン。失礼。つい興奮したようです。格調高くいきましょう。
えー、投資のアドバイスはある意味真っ当。特徴としては、少なくとも出版時(2005年)の米国の投資環境においては、債券を中心にしたもっと保守的なアセット・アロケーションを考えてはどうか、と言う点かな。ダウ平均のその後の推移を見る限り結果としてはあたっていなかったけど、ロジックは分かる。
下記、投資のアドバイスの部分だけピックアップして掲載します。よく見ると、このアドバイスもずいぶん偏ってるね(個別株を前提にしているのかな?)
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第10章: 時代をこえたアドバイス
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1. 感情的には取り引きしないこと。できるだけ小さな取り引きにすること。
2. 決して他人の助言で取り引きしないこと。
3. 決してナンピンしないこと。投資を買い増しするのは、価値が上がっているときだけ
4. ドルコスト平均法をしないこと。
5. あなたの投資ニュースの摂取量は、絶えず自分の取り引きの時間枠と等しいものにすること。
6. 自分の投資建玉を合計した姿で見ること。とくに防衛的な建玉と、守られている他の投資と結び付けて確かめること
7. 自分の投資の建玉を充分に保守的に維持すること。
8. 過度に取り引きする人は、衝動的な取り引きができないような投資のアレンジをするべきである
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第11章: タイムリーなアドバイス
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1. リスクの低い資産に資金を多く配分すること
2. インフレとデフレの防衛となる債券を買うこと
3. 短期の債券を買うこと
4. 小さな家に住むこと
5. 住宅ローン(モーゲージ)を固定金利にすること
6. 他の通貨に投資すること
7. 借金を返すこと
8. 確実な収入源を確保しておくこと
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意地悪な市場から利益を上げるための4つのカギ
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1. 人とは違うことをすること
2. ドーパミンを放出しない取り引きをすること
3. 感情的に現実的な投資プランを作ること
4. 計画にこだわるように充分に強くあれ
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