2009年2月16日 (月)

ももせ いづみ著、運と幸せがどんどん集まる「願いごと手帖」のつくり方

「最近なんだかイケてないなー」

と、自分でも思うことってありますよね。ドツボにはまっているというか、クスブリというか…

そんな時に読みたいのがこちら。

ももせ いづみ著、運と幸せがどんどん集まる「願いごと手帖」のつくり方

評価は

★★★★★ (何度でも読む価値あり)(評価の基準はこちら)

大きなカテゴリーで言うと、「成功本」と呼ばれるものの一種だとは思うのですが、「ユルさ」があってお薦め。この手の本ってどうしてもハードルが高くなっちゃうじゃないですか。「そこまでできないよなー」みたいな。それを、「私でもできるじゃん!」と思わせるのに成功しています。

とはいえ、先行研究(「7つの習慣」など)をよく押さえてあって、実は本質的には高度な要求をしているのが高評価の理由。最初は「ユルく」ったってぜんぜんオッケー。でも、その行き着く先が、「プチリタイアしましょう」みたいな話だとツマラナイからね。

下記、ポイントを。

●魔法のワケ
1. 本当にしたかったことがよく見えるようになる
ちなみに、「目標」に追われている人を揶揄しているが、それは正解。大切なのは、「目標」ではなくて「目的」

2. 今日そこにある幸せに気づく力がつく

3. チャンスを逃がさず、運を集めるクセがつく

●書き方
身/知/社/財/心の5つで分けて考えてみるのがお薦め→「7つの習慣」の発展型

●書き方6つのコツ
1. 気がついたらそうなっていた、という棚ぼた式で書く
2. 障害や限界を考えずに書く
3. わかりやすく具体的に書く
4. 自分が持っているものを有効利用する
5. 努力を必要とする願いは、楽しいこととセットで書く
6. まわりの人のこともいっぱい書いてみる

●願い事NGワード
1. 主体性のない言葉や漠然とした言葉
2. あいまいな言葉で考えない
3. 誰かが不幸になるような書き方は絶対にしない

●メンテナンス
かなった願いを運に変えて幸せを貯金する
年に一度の記念日にメンテナンスする
1. かなう時点が判別しにくい願いに、一区切りの○をつけてあげよう
2. 別の形で叶ったものがあったら、書き加えてみよう
3. 新しい年度の線を引いて、叶った願い事を数えよう

●パワーアップ術
1. 3アクションの魔法
 ピックアップしたい願い事をひとつ、手帖の別の場所に書き出す
 その願いについて、今すぐ自分ができるアクションを3つ考えて、書きだしてみる
 そのまま手帖を閉じて、普通に生活する
2. ウィッシュサークルの魔法
 友達に願い事手帖の輪を広げて、話を共有できる仲間を作る
 たまに集まって、話し手もいい願い事の報告などをワイワイ語り合う
 誰かが絶対にかなえたい!と思う願い事を、みんなで一緒に手帖に書く

3. オープンウィッシュの魔法
 日常の会話の中で、意識して口に出すようにしてみる
 年賀状や季節の挨拶状に、今年の願い事として書いて出してみる
 インターネットやブログやホームページを持っている人は一部を公開してみる

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2009年1月29日 (木)

日本インベスター・リレーションズ協議会、IR戦略の実際

「IR(アイアール)」って、最近よく聞きますよね。

新聞を開けば、六本木ヒルズなんかでやってるイベントをよく目にします。

でも、ホントの所、それってなんなの?

という方にお薦めなのがこちら。

日本インベスター・リレーションズ協議会著、 IR戦略の実際

評価は

★★★★☆ (購入して読む価値あり)(評価の基準はこちら)

IRって、要するに、「PRの株主版」と理解しましたが、その成り立ち・目的・方法論がコンパクトにまとまっています。

多少正論チックな所があって、「そうは言われても、実際は難しいよね」と突っこみたくなる点もありますが、まあ、入門書としてはそれはやむを得ないところでしょう。

本書にも書かれていますが、日本においてもこれからは直接金融にシフトしていくのは同意するところ。

ぜひ、IRに携わる人だけではなく、普通のビジネスマンにも読んでいただきたいですね。

「企業価値を最大化する」とか、「時価総額経営」とか、「そう言うことだったのかー」というヒントが盛り込まれています。

下記、ポイントを。

●IR協議会の倫理規定
公正性・自発性・透明性・比較可能性

●IRの効果
-適性株価形成

-どれだけ多くの人に関心を持ってもらったか
アナリストレポートの数
株主数
売買高

-自社の内容を株主や投資家に理解してもらったか
アナリストレポートの内容
利益予測のブレ

-自社の株を保有してもらいたい株主が増えているか
株主構成
株主判明調査

-株主からの意見を反映した経営をしているか

●IRの発展サークル
広報 マーケティング
価値創造 フィードバック

●個人向けIRの先進企業
ノキア

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2008年12月25日 (木)

榊原 正幸著、現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」

大学の先生って賢いんでしょ?その頭脳を投資に使ったら、大もうけできるんじゃない?

なんて思ったときに手にとりたくなるのがこちら。

榊原 正幸著、現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」

評価は

★★☆☆☆ (このような本があることを知っておく価値あり)(評価の基準はこちら)

「毛並みの良い投資家」というキーワードに託して、一見すると正統派の投資を推奨しているようですが、じつはきわどく難しい投資を推奨している、という危険な本。

というのは、個々のコンセプトでも、「複利の効果を活かす」、「会社の財務諸表を見る」、「指標分析をする」、「勉強し続ける」などなど、正統派の投資で知っておくべきポイントも述べられていますし、何よりも全体のフレームワークとして、

【株式投資における意思決定のステップ】
1. どの株に投資をするか (銘柄選別)
2. いくらで(いつ)買うか (買値の決定)
3. いくらで(いつ)売るか (売値の決定)

【株価を決定する三大要素】
1. ミクロ的要因
1.1 財務会計情報
1.2 個別材料
2. マクロ的要因
2.1 金利水準
2.2 為替動向
2.3 国内政局
3. 国際的要因
3.1 New York Dow
3.2 原油価格
3.3 政変・事変(戦争・テロなど)

という説得力のあるものが示されているので信憑性が高まります(といいつつ、よく見れば、【三大要因】の方はMECEじゃないね)。

ところが、実際の銘柄選択、購入タイミングなどになると、

 一株あたり純資産が1,500円以上
 自己資本比率が75%以上
 13週移動平均線の微分係数が-から+に転じる時

と、理論的な検証がない決めつけが述べられているのです。

せっかく大学の教授で頭が良いんだから、この理論をすべての株に当てはめて検証してみたらいいのに。

てかさ、ホントにこの本を初心者の人が読んだら、投資にたいして誤った考えを持っちゃうよね。

「『株式投資は科学』なんだから、ゼッタイ儲かる正しいやり方があるはずだ」って。

そんなのあったら苦労はしないって。

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2008年10月21日 (火)

マリア ニームス著、お金に好かれる人 嫌われる人

マネーの管理には心理が深ーく関わってるって知ってました?

だって、浪費しすぎも節約も、はたまた投資だって、何をやるかは分かっている。あとは、踏み切る勇気を持つかどうかが行動の分かれ道ですからね。

じゃあ、自分のココロとどう向き合ったらいいの?という人にオススメなのがこちら。

マリア ニームス著、お金に好かれる人 嫌われる人

評価は

★★★☆☆ (立ち読みする価値あり)(評価の基準はこちら)

アメリカ人の心理学者が書いた異色のマネー本です。様々な「エクササイズ」が紹介されていますが、一見するとマネーとはほど遠い自分探しに見えます。でも、これらはすべて大事なこと。ココロのコントロールなしにマネーのコントロールはあり得ない、と思います。

が、ちょっとスピリチュアル(「霊的な」という意味でなく「精神世界の」という意味で)な方向により過ぎちゃっているので、読む人を選んでしまうのが残念と言えば残念、エッジがたっていると言えば言える。

下記、ポイントをまとめましたので、興味を持った人はまずは立ち読みでチェックしてみてください。

●「成功した人」とは、自分の願いを実現させるためにお金を用いることができた人をさし、それは私的・社会的に快適もしくは豊かになるためにお金を用いることができた人と同じ意味です。

●エネルギーの使い方、とくにお金というエネルギーの使い方を修得していく彼らは、一種の勇者です。勇者とは目標や夢のために意識的にエネルギーを使える人であり、お金について回るネガティブな感情、観念、自己評価をうち破りつつ前進し続ける人です。

●神話学者ジョセフ・キャンベルは「千の顔を持つ英雄」の中で、勇者の旅について述べています。人生の歩みの中であらゆる勇者に要求されるのが何らかの喪失であり、彼らは自分の受け皿である家庭の安らぎから離れ、夢や目的を実現すべく未知の領域へと進んでいかなければならない。

●トレジャー・マップを創るプロセス (全8項目)
 キャッチコピーは自分で考えるのでなく、雑誌などから切り抜く

●追いつめられた行動の特徴
1. 反復性 違う結果を求めて何度も同じ行為を繰り返す
2. 限られた満足
3. 完璧主義

●ご存じでしょうか、「頂点を極めた人」には他の人にない一つの特徴があることを。彼らは、毎日完全な休憩時間をとっていたのです。

●恐怖に対する反応
闘う
逃げる
固まる

●「人を許す」とは、相手に対するネガティブな評価を解体すること。その人が何をしたかで自分が定めた、相手への評価を手放すことです。

許すとは、相手が思慮内不注意な人間であることを証明する手段として、彼らの行為をいつまでも利用しても良いという思いを自ら捨て去ることです。

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2008年9月 3日 (水)

石野 雄一著、道具としてのファイナンス

「ファイナンスって良く聞くけど、いったい何なんだよー」とか、

「簿記とは違うの?会計なんて言葉もあるけど?」とか、

おカネに関する疑問は尽きないのですが、そんな疑問を解決してくれるかもしれなくもないのがこちら。

石野 雄一著、道具としてのファイナンス

評価は

★★★☆☆ (立ち読みする価値あり)(評価の基準はこちら)

コーポレート・ファイナンス(企業財務)の基礎を分かりやすい語り口とExcelによる回答例で説明してくれている良書です。

非常に意地悪く言えば、ビジネススクールの定番、

ブリーリー&マイヤーズ著、コーポレート ファイナンス

と内容的には何ら変わりはないのですが、それをギュッと圧縮してザックリ読めるところがミソ。値段の問題もあるし、普通の(財務関係のプロではない)ビジネスマンとしてファイナンスを理解したい人はこっちを読んだ方が良いでしょ?

とはいえ、これを読んだからと言って実務におけるスキルアップが期待できるわけもなく、微妙な位置づけではあるんだけど。

著者の説明は非常に明快で分かりやすいので(たとえ話も上手)、もっと初学者向けにザックリと説明をしたものを書いて欲しいんだけどなぁ、と思っていたら、こんなのも出てました。

石野 雄一著、ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務

まずはこっちからだね。きっと。

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2008年8月18日 (月)

杉田 望著、金融崩壊―小説日本銀行

2008年には総裁選びで何かと話題になった日本銀行。

その内幕は?そして、前総裁、速水氏の評価は?

と言う疑問を持ったら、読んでみてもいいかもしれないけど、良くないかもしれないのがこちら。

杉田 望著、金融崩壊―小説日本銀行

評価は

★★☆☆☆ (このような本があることを知っておく価値あり)(評価の基準はこちら)


日銀の内幕が、何となく見えるという点では面白いのですが、あまりにも尻切れトンボというか…

結局のところ、著者はこの本で何を言いたかったんですかねぇ?

日銀の闇給与問題を白日の下にさらす?それでも行内にいる「改革派」の側面支援?それとも、日銀版「課長島耕作」?

もちろん、日銀には様々な利害が絡むし、その性質上業務が理解しにくくて描くのは難しいとは思うのですが、もう一がんばりして欲しかったよなぁ…、と思ってしまいました。

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2008年8月 8日 (金)

板倉 雄一郎著、真っ当な株式投資

「社長失格」で一世を風靡(?)した板倉雄一郎さん。

その板倉さんが、一般の人向けに書いた投資の指南書を読んでみました。

板倉 雄一郎著、真っ当な株式投資

評価は

★★☆☆☆ (このような本があることを知っておく価値あり)(評価の基準はこちら)


「ナニ言ってるか、わかんねーよ!」というのが低評価の理由。だってさ、

「さまざまなものを買う『消費』という行為は、広義の『投資』の中の一部分です」って言われて、「なるほど、そうなんだ」って思えます?

いや、もちろん、分かるんですよ。この本の底流をなす思想、「投資とは『確実な今』と『不確実な未来』を交換する行為である」を敷衍すれば、消費もまた投資の一部である、と言う議論は。

でもさ、それって、言われて分かるのは、投資を充分に(十二分に?)やっている人。

板倉さんが、「社長失格」の経験と知名度を持って語るべき相手は、そうじゃないでしょう、と言いたいんだよね。資本主義の洗礼を受けた板倉さんだからこそ、投資という、高度に思想と感情を刺激するものを、分かりやすく説くことに意義があると思うんだけど…

っていうか、ここまでレビューを書いてきて、ふと気が変わっちゃった。板倉さんは、これで良いんだな、きっと。

またとない体験を経た上でたどり着いた結論は、たとえ難しくても、投資の本質を、分かる人に説いていくこと…。それならそれでありですね。

ということで、板倉さんの世界観に触れてみたい人は、一読してはいかがでしょう。

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大久保 貞義著、有料老人ホームのすすめ

「老人ホーム」と聞いて、どんな印象を持ちますか?

「介護とかあるから安心だよね」というポジティブな感想から、「なんか、姥捨て山みたいでねぇ…」というネガティブなものまで、印象は人さまざま。

ただ、もしもの場合、介護を家族だけでやるってかなり厳しい。実際にどうするかは別にして、老人ホームに入居することも検討しておくべきですね。

そのための材料として読んでみたのがこちら。

大久保 貞義著、有料老人ホームのすすめ

評価は

★★☆☆☆ (このような本があることを知っておく価値あり)(評価の基準はこちら)


この本さ、著者の経営する老人ホームの宣伝なわけ。だから、「老人ホームって、ぶっちゃけどうなんだろう?」という疑問にはぜんぜん答えてくれない。良いことしか書いてないしね。

もちろん、数多くのユーザーの声が載っているのは、「なるほど、介護ってこういう状況なんだな」という参考にはなるんだけど、それだって客観性がねぇ…

いずれにしても、老人ホームに関しては、実はマネーの重大事だから、これからも本を紹介していきたいと思います。

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マイケル・ルイス著、マネー・ボール

最近の読売ジャイアンツの低迷ぶりには目を覆うものがありますね。

実力もさることながら、テレビの視聴率がとれないのは深刻な問題。まぁ、たしかに、他球団から選手を札束で引き抜いてくる運営、なじめないもんなぁ…

でも、だからといってチームが強くなるわけではないのが野球というスポーツの面白いところ。それを証明してくれたのがこちら。

マイケル・ルイス著、マネー・ボール

評価は

★★★★★ (何度でも読む価値あり)(評価の基準はこちら)

簡単にいっちゃうと、安い給料の良い選手を発掘すれば、お金をかけないでも勝てるんだよ、ということ。

この本の面白いのは、その「発掘」の方法を詳細に説明してあるところ。いわく、どんな球を投げるとか、体格がどうだかは関係ない。それよりも、打者であれば長打率と出塁率(ちなみに、盗塁は関係ない、というか、むしろ評価されない)、投手であれば、与四死球数・奪三振数・被長打率をみれば、チームの勝利に貢献する選手かどうか判別できるということ。

そして、投資家にとって大切なのは、この、選手選別の考え方が、そのまま株の選別にも使えること。

 ・「常識」や見てくれにとらわれず、冷徹なデータで選別すること
 ・大事なのは選別の経過であって、結果は二義的なこと (長期的に成果を上げるため)
 ・一度決めたポリシーは徹底すること

等々、ちょっと耳が痛いアドバイスなのでは?

良く書けているなー、と思ったら、それもそのはず。著者は、「ライアーズ・ポーカー」などで米国金融業会の内幕を描いた、マイケル・ルイス。

ちょっと変わった投資の指南書としてお勧めです。

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2008年8月 2日 (土)

橘 玲著、マネーロンダリング

「マネーロンダリング」って聞いたことありますよね?

ヤクザとかが地下経済から吸い上げたお金を、キレイに「洗濯」して表の社会でも使えるようにする手口。

あれ、実際にはどんなことをやってるんだろうねぇー、と言う疑問に答えてくれるのがこちら。

橘 玲著、マネーロンダリング

評価は

★★★☆☆ (立ち読みする価値あり)

(評価の基準はこちら)

手法自体いろいろあって面白いんだけど、全体感とでも言うのかな、「そもそもマネーロンダリングって何?」というのが見えてきませんでした。

え?小説なんだから、そんなのどうでも良いだろう?

うーん。逆に、小説として読むならば、主人公がなぜ行動するかが描けていなくて、これまたかろうじて及第点、と言う感じ。デイトレードで負け犬となった主人公が、なぜヤクザの向こうを張ってリスクをとる必要があったのか…。必然性がないんだよね。

結果として、彼女を追跡するストーリーも、チグハグになっちゃってるし。

あ、とはいえ、著者の持つ、「お上に頼らないで自立を目指そう」というメッセージは好き。一見すると脱税指南の本なんだけど、このメッセージがぶれないので、読後感はそれほど悪くない。

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2008年6月20日 (金)

ビアーズタウンレディース投資クラブ著、ビアーズタウンのおばあちゃんたちの株式投資大作戦

「アメリカ人って、ガンガン投資をやっているんでしょ?」

というイメージを良い意味で覆してくれるのが、こちら。

ビアーズタウンレディース投資クラブ著、ビアーズタウンのおばあちゃんたちの株式投資大作戦

評価は

★★★☆☆ (立ち読みする価値あり)
(評価の基準はこちら)

いや、もちろん投資はガンガンやっているんですよ。実際のところ、この本の著者である「ビアーズタウンレディース投資クラブ」の運用成績は、1983年から1992年の(?)10年間で年率23.4%!

わぉ!

(と本には書いてありますが、若干計算のミスがあるらしい、と言うウワサも)。

ただ、イメージを覆してくれるのは、彼女たちは真っ当な銘柄選びをしているところ。

徹底的にファンダメンタル分析にこだわって、定期定額で買うという手法は、ある意味投資家のカガミ。

それもそのはず、彼女たちの実践した手法は、全米投資家協会(NAIC)が50年以上に渡って練り上げたものなのです。

おそらくは、書き手が複数だったせいだと思うけど、書いてある内容に重複間があったり、どうでも良いことも書いてあったりするけれど、銘柄の選び方など参考になる点はあると思うので、個別株に興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

下記、ポイントを。

------------------
第11章 アニュアルレポートを丹念に読む
------------------
●貸借対照表の分析
-運転資本=流動資産-流動負債

-流動比率=流動資産÷流動負債
 製造業では200%が適当

-厳格なテスト=(流動資産-棚卸資産)÷流動負債


●損益計算書の見方
-棚卸資産回転率=売上高÷棚卸資産

-有形固定資産回転率=売上高÷有形固定資産

-利益率

●株主資本利益率(ROE)

●従業員一人当たり売上高


------------------
第13章 銘柄選びにはこんな方法があります
------------------
●儲かる株を選ぶための10の基本的な材料 (主にバリューラインの情報をチェック)
-業界内ランキング
-タイムリー性
-安全性
-負債
-ベータ値
-売上と利益
-株価
-PER
-アップサイド・ダウン・レシオ
-経営陣

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2008年6月18日 (水)

勝間 和代、決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

「企業の財務諸表なんてウソばっかり!投資なんて出来ないよ!」

と、株好きの方なら一度ならず思ったことがあるでしょう。典型的にはライブドア。違法すれすれ、と言う線を踏み越えて、グレーならぬ黒い会計操作をやっていたのに気づかずに、痛い目にあった人もいることでしょう。

そんな方に参考になるのがこの投資本。

勝間 和代著、決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

評価は

★★★☆☆ (立ち読みする価値あり)
(評価の基準はこちら)

うーん、内容的には真っ当だし、

 会計士の視点
 (証券)アナリストの視点
 投資家の視点

で企業の財務諸表を吟味しよう、と言うスタンスは賛成。

ただ、説明難しくないか?と言うのがひとえに評価が高くない理由。

だってさ、これ読んで内容が分かる人は、読む必要がない人なんじゃない?

「貯蓄から投資へ」と言う勇ましいかけ声の元、多くの投資家予備軍が惑っている現実の中、この本をエッセンスをもっとかみ砕いて説明した本こそが望まれるわけです。

もちろん、それが、勝間さんのやりたいこととマッチするかは別問題だけどね。

以下、ポイントを。

●利益の質を見極める1
会計発生高が大きいほど利益の質に問題がある

会計発生高=(当期純利益+特別損失-特別利益)-営業キャッシュフロー
       =会計利益+現金利益


●利益の質を見極める2
ROAが継続して下がっていたら要注意


●企業分析の4ステップ
1. 必要なものを用意する
 分析対象企業の決算書 (最新+1期前)
 同業他社2社の財務諸表
 電卓/エクセル

2. アナリスト目線
 分析対象企業が属する業界は
  今後どのくらい成長するか
  規制産業か
  規模の経済がはたらくか?
 分析対象企業は
  ライバルにない強味を持っているか
  その強味がどのくらい参入障壁になるか

3. 会計士目線
 売上高・営業利益・経常利益の伸び
 ROA
 のれん代
 営業利益・営業キャッシュフロー・投資キャッシュフローのバランス
 特別利益と特別損失(額、項目数)
 実効税率

4. 投資家目線
 自分の見方とマーケットの見方を整理する
 投資判断マトリックスでとるべきアクションを決める

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ピーター・リンチ、ピーター・リンチの株式投資の法則―全米No.1ファンド・マネジャーの投資哲学

「株ってなかなか儲からないものだなぁ」

とお嘆きの貴兄にオススメの本を読みました。

ピーター・リンチ著、ピーター・リンチの株式投資の法則―全米No.1ファンド・マネジャーの投資哲学

評価は

★★★☆☆ (立ち読みする価値あり)(評価の基準はこちら)

米国の(世界的にも)著名ファンド・マネージャーによる株式投資の指南書、もとい、回想録です。

ていうのは、具体的に値上がりする株を見つける方法論はあまり書かれていなくて、過去の投資(彼の運用するマゼラン・ファンドを通じて)の際に考えたことをわりと淡々と述べています。

ただ、その中から、テクニックを超えて株式投資に普遍的に必要なマインドを読みとることも可能、じゃないかな。たぶん。おそらく。

一言で言うとそれは、

 一の言葉に惑わされずに自分で判断する
 そのためにも、会社の真の姿を見る
 なので、いくつかシンプルな尺度をもっておこう

という感じでしょうか。

後半は、米国企業の例ばかりで今ひとつピンとこないので評価は多少下げましたが、でも、一読しても良いと思います。

以下、ポイントを。

●ピーターの法則
ピーターの法則1: オペラの回数がフットボールの回数よりも3対0で多いとすれば、その生活はどこか間違っている

ピーターの法則2: 債券を好むものは、自分が失っているものに気づいていない

ピーターの法則3: クレヨンで説明できないアイデアには、決して投資をするな

ピーターの法則4: バックミラーからは未来は見えない

ピーターの法則5: 例え高名な音楽家の演奏であっても、ラジオで聞いたものにお金を払うことはない
           (投資信託の高い手数料を払うことはない)

ピーターの法則6: ファンドを選ぶなら、よいファンドを選んだ方が良い

ピーターの法則7: 本社ビルの仰々しさと、経営陣が株主への利益配分をいやがる度合は、明らかに正比例している

ピーターの法則8: 長期債権の利回りが、S&P500種指数の株式配当利回りを、6パーセントあるいはそれ以上上回ったとき、株を売って債券を買いなさい

ピーターの法則9: 一つとして、等しく同じ株などない

ピーターの法則10: アウトバーンを走っているときには、決して後ろを見るな

ピーターの法則11: 最高の銘柄はすでに持っている銘柄の中にある

ピーターの法則12: 常に完璧な運用が出来るという妄想から救ってくれるのは、株価の大きな下落である

ピーターの法則13: 「追悼のラッパ」が鳴っている間は、決して復活に書けてはならない
            (ナンピン買いはしない)

ピーターの法則14: その店が気にいると言うことは、その店の株を好きになる可能性があると言うことである

ピーターの法則15: 内部者が自社株を購入するのはよい兆候。ただしそれがニュー・イングランドの銀行家でなければ。

ピーターの法則16: ビジネスの世界では競争よりはむしろ、独占の方が健全である
           (斜陽産業の中の勝ち組の魅力)

ピーターの法則17: もし他の条件が同じなら、年次報告書にカラー写真が少ない会社へ投資せよ

ピーターの法則18: アナリストたちでさえ調査することを放棄したときこそ、買い始めるときである

ピーターの法則19: 空売りするか、金持ちの配偶者を捜している私人でないかぎり、悲観論は何の役にも立たない

ピーターの法則20: 人間同様、企業が社名変更をする理由は次の二つに一つ。結婚(合併)したか、世間に忘れてもらいたいような大失敗をしたときだ。

ピーターの法則21: 何であれ女王陛下が売るものは、買いである
            (イギリスの民営化企業はよい投資先である)

●銘柄選択は、熟練に基づく一種の勘が必要であり科学でもある。しかし、そのどちらか一方に重点をおきすぎると、かえって危険なものになってしまう。方法論にとらわれてしまっている人、例えば、バランス・シートばかりにこだわる人は、まず成功しないだろう。

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2008年6月16日 (月)

満留 敏明著、株式投資のための財務諸表分析―ビギナーでも安心 最新のバリュエーションモデルを学ぼう!

株で儲けるって、どうしたらいいの?

って、普通の人は思います。その回答は、世の中に数々ある「○○で儲ける」等というタイトルの投資手法の本。

でも、それって理屈の裏付けはあるのかよ?

と疑問に思う人へのお薦めがこちら。

満留 敏明著、株式投資のための財務諸表分析―ビギナーでも安心 最新のバリュエーションモデルを学ぼう!

評価は

★★★★☆ (購入して読む価値あり)
(評価の基準はこちら)

隠れた名著、と言うべきか好著。

ファイナンスの理論に基づいた理論株価算出の手法を、初心者にも分かりやすく解説しています。

さまざまな手法が紹介されていますが、それぞれの限界や実用性を評価した上で、残余利益モデルをメインとして説明するという流れもgood。

薄い本の中で広い範囲をカバーしたため(財務諸表の見方から、企業価値算出まで)、全体でうすーくなったり、解説が充分でなかったりするのは残念ですが、この本の位置づけを考えるとやむなし。

参考文献が書かれているので、この本に興味を持った人はそちらを読んでみましょう、と言うことでしょう。

株で悩んでいる人は、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか?

下記、ポイント。

●財務諸表の見方を知るためには、個人のB/Sを作ってみる
 個人の価値を増やすには、借金しても意味がなくて、稼ぐしかない

●長期投資の評価方法
 正味現在価値法 (NPV)
  リスクって?
  割引率って?
  ベータ値って?

 割引配当モデル (Dividend Discount Model: DDM)

 株価収益率 (Price Earning Ratio: PER)
  PERには理論的裏付けがないので、タイムライン、クロスセクションでの比較が必要

 株価純資産倍率 (Price to Book Ratio: PBR)

 残余利益モデル
  残余利益=会計上の利益-資本の機会コスト=当期純利益-(機種純資産×割引率)
  限界 (前提条件次第で可変)
   期末純資産=機種純資産+純利益-配当金 (クリーン・サープラス・リレーション)
   ターミナル値は第2期の期待残余利益の永久年金
   必要リターン率はCAPMの公式を使って計算できる
   配当金は今期と同じ額が支払われる
   株式分割や増資は発生しない

●第7章財務諸表を使った経営分析 (指標分析)
-収益性
ROA, ROE

-効率性
総資産回転率、売上高総利益率 (なぜ粗利?)

-安全性
負債比率、流動比率

●株価ってどうやって決まるの?
 要因
  外的要因
  内的要因
 株価=現在の純資産+将来の純資産の増加分(期待値)

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山田 真哉著、女子大生会計士の事件簿 世界一やさしい会計の本です

大人気シリーズ、「女子大生会計士の事件簿」の別冊を読んでみました。

山田 真哉著、女子大生会計士の事件簿 世界一やさしい会計の本です

評価は

★★☆☆☆ (このような本があることを知っておく価値あり)
(評価の基準はこちら)

本編、「女子大生会計士」でも書きましたが、この著者は徹底して会計士視点から解説しています。

そこが、良くもあり、悪くもあり。

つまり、会計士を目指したい、会計のプロになりたいという人であれば、○(マル)。でも、そうではなく、一般の投資家、ビジネスマンであれば、「そこまで知らなくてもいーじゃん」という知識ばかり。

っていうか、切り口が良くないんだよな。せっかく冒頭で、

 水 = 資金源
 木 = 資産・財産
 火 = 費用・出費
 金 = 収益・売上

という面白い(5行陰陽説をベースにした)例を提示しているのに、それが有効に使われていない。この例を元に、「財務諸表の見方」の説明をしてくれればいいのに、「財務諸表の作り方」の話が延々と繰り広げられてしまうのですね。

と言うことで、本編でも述べましたが、会計士の世界を知りたい、という方は読んでみてはいかがでしょうか?

下記、ポイントを。

●会計的センスを身につけるコツ
 わり算を使う
 大きな数字に注目する
 お金の回転を知る

●決算書の3大指標
 安全性(つぶれない力) 自己資本比率
 収益性(儲ける力) 総資本利益率
 成長性(伸びる力) 売上高増加率

●決算書の見方
 過去との比較
 同業他社との比較
 業績予想との比較

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2008年6月14日 (土)

本田 健著、ユダヤ人大富豪の教え

「現代の論語」みたいな本ですね。悪い意味で。


本田 健著、ユダヤ人大富豪の教え

評価は

★★☆☆☆ (このような本があることを知っておく価値あり)(評価の基準はこちら)

悪い意味で「論語」というのは、アドバイスが抽象的すぎて実践に移せないから。典型的にはこんな記述。

 「どうやって、いい人と悪い人を見極めるのですか?」
 「簡単なことだ。しっかりとその人の目を見なさい。その奥に真実があるかどうかを確かめなさい」

って、それで分かるようなら苦労しないし、わざわざユダヤ人の大富豪に教えてもらう必要もないんですけど…

他の内容も、精神論ばかり。いろんな「教え」があるけれど、なぜそれが大事なのか、の根拠が説明されていないので、もう、「信じるものは救われる」と盲信するしかない。

まぁ、他の「成功本」も似たようなところはあるけど、たとえばコヴィー博士は過去の事例を研究したり、あるいは神田氏はリアリティのあるストーリーにして説得力を持たせてるけど、本書は非常に稚拙な会話形式で述べられているだけ。


「なぜこれが売れているんだろうなー」と疑問に思ってたけど、著者プロフィールを読んで謎が解けた。いわく、

 「娘の誕生をきっかけに、仕事の一線を退き、以来育児を中心とした”セミリタイヤ生活”を送っている。

要するに、「小金を貯めて、セミリタイヤしたいなぁー」なんて思っているふぬけた若者に受けているわけね。

たしかに、社会においてなにかを達成するよりも、自分の好きなことが出来ればいい、という縮み志向がうかがえて、「ナンバーワンよりオンリーワン」と歌う若者はこぞって賞賛するのも道理。

でも、それって自己満足でちっちゃいよね。

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2008年6月 9日 (月)

ベンジャミン・グレアム他著、賢明なる投資家【財務諸表編】

いや、ビックリしたよ。

  「こんな内容で本が出せるんだー」

って。

値段を確認して、3,800円で二度ビックリ。

ベンジャミン・グレアム他著、賢明なる投資家【財務諸表編】

評価は

★☆☆☆☆ (価値なし)
(評価の基準はこちら)

同じ著者によるベストセラー、「賢明なる投資家」のサブテキストという位置づけではあるんだろうけど、単なる財務諸表の勘定科目の解説書。

きっと、「信者」の人が買うんだろうなぁ…、と思いつつ、こんなの出版しちゃって良いのかなぁ、と、なかなか割り切れない想いも持ったのでした。

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戸谷 圭子著、リテール金融マーケティング―顧客を知って儲かる仕組みを作る

銀行に行くと、思うことってないですか?

  「もっと、お客のことを考えてくれよ!」

って。

お役所っぽいのは、これまで規制業界であったなごりでしょうがないのかもしれないけど…、普通のビジネスマンには理解できないことってたくさんありますよね。

これからの金融機関はそれじゃイカン、と言っているのが、こちら。

戸谷 圭子著、リテール金融マーケティング―顧客を知って儲かる仕組みを作る

評価は

★★★★★ (何度でも読む価値あり)

(評価の基準はこちら)

金融ビジネス(主に銀行)のマーケティングに関して、ここまで理論と実践をまとめた本はないんじゃないかな。仮に、サービスマーケティングの本と見たとしても一級品です。

ホンと、プロとして金融業界に携わる人にはぜひ読んでもらいたい好著ですが、あえて、ここでは要望を。

●もうちょっと、読みやすくならない?
本の位置づけ上仕方がないと言えばないのですが、せっかく良いことを言っているんだから、読ませる工夫が欲しかったのも事実。


●「金融」っていってるわりには、銀行オンリーだよね?
「はじめに」では、金融の機能を網羅して説明したうえで、全てをカバーすると言っているんだから、リテールの証券商品販売についてはもっと触れて欲しかった(実際には、第7章でちょっとだし、全体の中に統合されていない)。


●既存の枠組みで良いの?
立ち位置として、既存のビジネスモデルの中で寄り効率的に収益を上げる示唆をしているんだけど、うーん、せっかくここまで精緻に論を構築してあるんだから、顧客ニーズにもとづいて新たなビジネスモデルを考える、という視点があっても良かったんじゃないかな。

●「心理」って言うわりには…
本書のメッセージの一つとして、顧客の心理まで深掘りして理解しよう、と言ってるんだと思うんだけど、そのわりにはデータの統計的な分析が中心で、なんというか、本との顧客増が見えてこないんだよね。

デプス・インタビューなんかでもっとリアルに顧客の声をつかみとることを考えても良かったんじゃないかな。


【ポイント】
●金融の範囲/業務範囲
 交換の媒介 決済機能 決済
 貨幣の貸借 金融仲介 金融仲介機能 預貯金・資産運用商品・保険
信用創造 信用創造機能 ローン・為替与信・クレジット・カード

●サービスの特性 (IHIP)
 無形性 (Invisibility)
 不均質性 (Heterogeneity)
 同時性(不可分性) (Inseparability)
 消滅性 ( Perishability)

●金融の特性
 媒介性
 価値変動
 予約制

●金融サービスのマーケティング・ミックス (4P + 3P)
 有形化 (Physical evidence)
 提供過程 (Process)
 顧客参加 (Participants)

●金融サービス品質の測り方
 SERVQUAL
 SERVPERF
 3次元モデル
  商品品質 (プロダクト)
  相互作用品質 (リレーションシップ)
  機関品質 (ブランド)

●ロイヤルティの4段階 (by Richard L Oliver)
 認知的ロイヤルティ
 感情的ロイヤルティ
 意図的ロイヤルティ
 行動的ロイヤルティ


●品質とは (by 狩野)
 当たり前品質
 魅力品質


●離脱トリガー
 外部トリガー
  ポジティブ・トリガー (他社アプローチ)
  ニュートラル・トリガー (顧客の環境変化)
 内部トリガー
  ネガティブ・トリガー (自社不満経験)


●手段目的連鎖モデル
 価値観 (究極的に求める価値観)
 情緒的価値 (感情面を満たす価値)
 機能的価値 (機能面を充たす価値)
 商品属性

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2008年6月 1日 (日)

山田 真哉著、女子大生会計士の事件簿

「公認会計士」って何をやってる人だろう?

という疑問に、分かりやすいストーリー仕立てで答えを与えてくれるのが本書、

  山田 真哉著、女子大生会計士の事件簿

  ★★☆☆☆ (このような本があることを知っておく価値あり)

(評価の基準はこちら)

いや、良い本だと思うんですよ、会計士の仕事を知る上では。

でも、それって一般のビジネスマンが知る内容なの?、と言うのがひとえに低評価の理由。だってさ、裏金の作り方とか、企業の株買い占めに伴う詐欺の手口とか、どれほど実ビジネスに役に立ちますかね?

ちなみに、巻末にある付録は、これまた公認会計士の仕事内容を知る上では有意義。なので、そっちに興味がある人だったら読んでみて、と言うことになります。

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2008年5月11日 (日)

神戸、幸せな老後を呼び込む ほんとうに真っ当な資産運用

自分で、「真っ当ですよ」と言っている人に限ってかえってうさんくさく見えないですか?

なので、この本も警戒心をもって読み始めましたが、本当に真っ当でした。

  神戸孝著

幸せな老後を呼び込む ほんとうに真っ当な資産運用

評価は

 評価★★★★☆ (四つ星)

(評価の基準はこちら)

「真っ当さ」のゆえんは、広い範囲をカバーしていることにあります。

ほら、資産運用の本って、どうしても「いかに儲けるか」になりがちじゃないですか。

ところが本書は、どのくらい必要か、と言う使うサイドにも、そして住宅ローンという借りるサイドにも言及してあるのが特徴。つまり、マネーのビッグファイブ(ふやす、つかう、かりる、そなえる、かせぐ)が全て網羅されているわけ。

逆に、その分だけ個々の論点が薄くなってしまったのは否めないので、参考文献を載っけてくれるともっとよかったんですけどね。

あと、もう一つの大きい短所としては、よんでて面白味がないこと、かな。

FPの人の特徴なんだけど、ライフプランから話にはいるわけですよ。あなたはこのくらいお金が必要なんですよ、って。

まさに正論、真っ当ではあるんだけど、その手の話って聞くだけでげんなりしちゃうんだよな。

ま、でも、上述の通り良い内容なので、我慢して読み進めてみると、きっとタメになると思います。

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2008年4月22日 (火)

シリーズ: 行動ファイナンスを超えて テリー・バーナム著、トカゲの脳と意地悪な市場

シリーズ: 「行動ファイナンスを超えて」第二弾はこちら。

タイトルがナニで、この著者大丈夫かなぁ、と思いましたが、実は内容的には真っ当な経済学と投資の本。

ってゆーか、タイトルのわりには、「トカゲの脳」があまり出てこなくて、竜頭ダヴィンチ・コード、もとい、竜頭蛇尾な感を否めず。

  テリー・バーナム著

トカゲの脳と意地悪な市場

評価は

 評価★★☆☆☆ (二つ星)

(評価の基準はこちら)

「トカゲの脳」というキーワードにたくして、人間の不合理な投資行動を新科学的な観点から解説するのはgood

加えて、経済学の基本原理(インフレ、為替と金利)、代表的な投資先(債券、株式、不動産)についての解説もgood

ところが、評価の悪さはひとえに読みにくさにある。だらだらとヘンテコリンな例が多くて、よくわからんッス。

ちなみに、訳もヒドイね。

オビ・ワン・ケノビが、ルークに向かって、「軍隊を使え」はないだろう?おそらく原文は、"Use your force" (フォースを使え)。よくこれで、恥ずかしげもなく「訳者の」献詞なんか書けるよな。つーか、ふつう訳者が献詞を書くか?著者のバーナム氏の奥さんは日本人なんだ!って一瞬思っちゃったよ、オイ!

コホン。失礼。つい興奮したようです。格調高くいきましょう。

えー、投資のアドバイスはある意味真っ当。特徴としては、少なくとも出版時(2005年)の米国の投資環境においては、債券を中心にしたもっと保守的なアセット・アロケーションを考えてはどうか、と言う点かな。ダウ平均のその後の推移を見る限り結果としてはあたっていなかったけど、ロジックは分かる。

下記、投資のアドバイスの部分だけピックアップして掲載します。よく見ると、このアドバイスもずいぶん偏ってるね(個別株を前提にしているのかな?)

------------------
第10章: 時代をこえたアドバイス
------------------
1. 感情的には取り引きしないこと。できるだけ小さな取り引きにすること。
2. 決して他人の助言で取り引きしないこと。
3. 決してナンピンしないこと。投資を買い増しするのは、価値が上がっているときだけ
4. ドルコスト平均法をしないこと。
5. あなたの投資ニュースの摂取量は、絶えず自分の取り引きの時間枠と等しいものにすること。
6. 自分の投資建玉を合計した姿で見ること。とくに防衛的な建玉と、守られている他の投資と結び付けて確かめること
7. 自分の投資の建玉を充分に保守的に維持すること。
8. 過度に取り引きする人は、衝動的な取り引きができないような投資のアレンジをするべきである


------------------
第11章: タイムリーなアドバイス
------------------
1. リスクの低い資産に資金を多く配分すること
2. インフレとデフレの防衛となる債券を買うこと
3. 短期の債券を買うこと
4. 小さな家に住むこと
5. 住宅ローン(モーゲージ)を固定金利にすること
6. 他の通貨に投資すること
7. 借金を返すこと
8. 確実な収入源を確保しておくこと

------------------
意地悪な市場から利益を上げるための4つのカギ
------------------
1. 人とは違うことをすること
2. ドーパミンを放出しない取り引きをすること
3. 感情的に現実的な投資プランを作ること
4. 計画にこだわるように充分に強くあれ

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2008年4月 6日 (日)

シリーズ: 行動ファイナンスを超えて ピンカー著、人間の本性を考える 心は「空白の石版」か

当サイトでもたびたび紹介している行動ファイナンス。「人間は合理的ではないし、投資の意思決定でさまざまなエラーを起こす」というコンセプト、賛成です。自分で振り返ってみて、トンチンカンなことをやっているしね。

では、問題。人間は、なぜ投資の意思決定において、そのようなエラーを起こすのでしょうか?

というのを深掘りするのがこのシリーズ、「行動ファイナンスを超えて」です。

今回紹介するのは、人間はそんなにバカではないよ、と言う本。

いや、もちろん、投資の意思決定でエラーを起こすのは認めます。

でも、その原因を、単に、「バカだから」と捉えるのは間違ってるんじゃないの、という立場です。むしろ、人間の心の働きは進化の過程において最適化されてきたが、現代の環境にマッチしないのでさまざまなエラーを引き起こしている、と言うことですね。キャッチーなキーワードで言うと、「進化心理学」という学問分野です。

今回紹介するのは、進化心理学を広めるキッカケになった本。

  ピンカー著

人間の本性を考える 心は「空白の石版」か (上)

と、ここまで派手な前振りしておいて悪いんだけど、

評価は

 評価★★

(評価の基準はこちら)

正直言って、何を書いてあるのかよく分からんかった。

原文のせいなのか、翻訳のせいなのかは判然としないが(おそらく両方?)、書いてあることの意味を掴むのが難しい。たとえば、

  「心の世界は、情報、計算、フィードバックという概念によって物理的世界にもとづかせることができる」

とか、意味分かる?

わかんねーよ!もうちょっとやさしく書いてくれよ!

と言うのが偽らざる感想。

(上)だけ読んで、後を続ける気力はなくなってしまった。

あ、唯一発見があれば、名著「従・病原菌・鉄」(ダイアモンド著)が、進化心理学と関連しているという指摘。今度こっちを読み直してみよう。

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2008年4月 2日 (水)

末永他、神と悪魔の投資論―リスクと心理のコントロール

書名がキャッチーなわりには真っ当なことを書いてあるのに、今ひとつ言いたいことが伝わらなくてもったいない、というややこしい本。

  末永他

神と悪魔の投資論―リスクと心理のコントロール

評価は

 評価★★★

(評価の基準はこちら)

筆者は、ディーラーや資産運用アドバイス業務などを経て、現職は日興コーディアル証券SMA・アドバイスセンター長。なので、いわば投資のプロ。

書いてあることも非常に真っ当かつ、面白い指摘が多い。たとえば、

 ・アナリストのレーティングはけっこうあたっている(その後株価は上昇した)

 ・ということは、アナリストレポートを元に、投資対象のを絞り込むことが出来るのではないか

 ・その上で、特定の銘柄を絞り込んで、「LC-PH戦略」を実施すればかなりの確立で勝てるはず

 ・LCはロスカット。買った金額よりも、たとえば15%下落したら自動的に売ってしまう
 
 ・過去のデータによるとロスカットは15%がもっとも効率よい
   ※全銘柄を毎日売り買いするシミュレーション結果なので、どのくらい現実的かは限定的

 ・PHはプロフィット・ホールド。儲けが出ている銘柄は持ち続ける

 ・ロスカット率の設定によって、売買可能金額の条件が決まってくる

 ・LCとPHを組み合わせる際に、トレイリング・ストップを使う

などなど。

一方で、全体としてのまとまりがないのが残念。冒頭のリスクの説明を読むと、初心者向けの本なのかな?と思ったが、中盤以降は明らかに経験者を意識した書き方。専門用語もバンバン出てくるしね。

どうように、せっかく上記で説明したLC-PH戦略を、「はずれることを前提として使うのだ」といっちゃっているので竜頭蛇尾というか、逃げてんじゃねーよ、というか。

そう言えば、著者がスピーカーを努めるセミナーに行ったことがあるが、いい人なんだけど衒学的というか、韜晦趣味がある感じ。

とはいえ。

良いことが書いてあるのも事実なので、個別株でシステマティックに儲ける方法を考えたい方は、読んでみてはいかがでしょう?

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2007年2月24日 (土)

中村 芳子、20代のいまやっておくべきお金のこと

現役ファイナンシャルプランナーが語る、若い女性に必要なお金の知識

中村 芳子著

20代のいま、やっておくべきお金のこと

評価は

 評価★★★★

(評価の基準はこちら)

筆者は豊富なコンサルティング経験から、特に若い女性に必要なお金のエッセンスを説明しています。節約から投資、自己啓発から避妊まで、おカネに関する必要な知識が網羅されているところが魅力です。

しかも、アドバイスがかなり具体的なので、読者にとっては役に立つでしょう。たとえば、貯蓄だったら手取り収入の10%を貯める、そのうえで、「給料2ヶ月分の貯金が出来たら証券投資をはじめる、と具体的な数字とともに行動のアドバイスがあるので、お金の知識がない人には目安になるでしょう。

一方で、ポイントが漫然と並べられている印象もあり、全体として何をいいたいのが伝わりにくいのがちょっと残念です。せっかく冒頭で、お金の管理を車にたとえて、

  仕事    貯金

  収入    運用

という枠組みを示してくれたのですから、全体もこれで整理してくれたら分かりやすかったとも思うのですが…

とはいえ、投資を無理に進めるでもなく、中立な立場から、必要な知識を説明しているという点で、良書であるのは間違いありません。おカネに関する知識を広く浅く知りたい、と言う方は一読してはいかがでしょうか。

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2006年8月23日 (水)

上がった?下がった?投信手数料の真実は?

投資信託の手数料に関して正反対のニュースが日を前後して配信されていました。

8月12日の産経新聞の記事では、「投信販売 手数料無料化の流れ、ネット証券が加速」というタイトルで、「ノーロード投信」と呼ばれる、販売手数料無料の投資信託が拡がっていることが指摘されています。

ところが、翌8月13日付の日経新聞では、「マネー商品のなぞ わかりづらい投資コスト」というタイトルで、投資信託のコストが下がらないことが指摘されています。

うーん、正反対の記事をどう解釈すればよいのか…?

ヒントは、証券会社の種類と、投信の手数料体系にあります。

証券会社の種類、というのは、「ノーロード投信」はネット証券が積極的に導入しているので、証券会社全体で手数料無料かが進んでいるかどうかまでは分からない、ということです。

投信の手数料体系に関しては、主なコスト項目である、「販売手数料」、「信託報酬」、「信託財産留保額」のうち、販売手数料は下がっているが、その他の項目は上がっている、ということを示唆しています。

いずれにしても、証券会社、商品ともに横並びでないのは間違いないわけで、これからは個人投資家も選んで買わなければなりませんね。ましてや、最近は銀行でも投資信託を売っていて、キャンペーンをやっているとつい買ってみたくもなりますが、まずはよく吟味してから、ということになるでしょう。


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2006年8月18日 (金)

銀行でもっとも嫌なアレがなくなる!?

銀行っていきますよね?一番嫌なことはなんですか?

筆者の場合、待たされること。前職近くのみずほ銀行麹町支店なんて、30人待ち、とかザラでしたからね。ヘタすれば1時間近くも待たされることになるわけです(しかも、仕事中なのに!)

公的資金を返すのも大事だし、そのための支店統廃合も分かるけど、これは何とかして欲しいなー、と思っていたところ…

あったではないですか!この分野でも努力している銀行が!それは…

  りそな銀行

なのです。新聞記事を引用すると

  「税金納付などの手続を顧客と従業員が分担し、作業を迅速化する」

とのこと。

あぁ、道理で。現職の近くの麻布十番支店は、いつも空いているものなぁ(閑古鳥が鳴いてるわけではなかったんだ、失礼)。

しかも!

  「りそな銀では営業時間を延ばすことで来店客を分散し、待ち時間を短くする取り組みも進めている」

とのこと。

応援したくなりますね。こういう、消費者視点に立った銀行は。

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2006年8月16日 (水)

子どもに投資を教えてどうするの?

日興コーディアル証券で、小中学生を対象に「株式の世界」を実体験するイベントがあったとの報道がありました。

この手の、子どもに投資を教える、という話を聞く度に「なんか違うよなぁー」という違和感を感じてしまいます

投資、もしくはおカネを増やすことって、「目的」ではなくて「手段」なんじゃないかと思うんですね。なので、「手段」だけを教えても意味がないというか、かえって悪影響というか…

そうじゃなくて、やっぱり将来の夢とか目標とか、「目的」を考えてもらったあとに、「そのためにはやっぱりおカネも必要だよね」という流れでおカネの稼ぎ方とか、増やし方を教えるのが筋なんじゃないかな。

子どもを対象に、おカネに関して、なんのために何を教えるのか、の議論がもっとあっても良いような気がしています。

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2006年8月 7日 (月)

菊池、投資信託を読む

久々に書評を1本。

菊池誠一著

 「投資信託を読む」

評価は

 ★★★

(評価の基準はこちら)

投資信託(インデックスファンド)を中心に、長期にわたって資産を築くことの重要性を指摘した好著だと思います。

主張としては、

 -老後資金として7,000万円プラスアルファ必要なので、それを目標に資産づくりに励むべし
 -インフレもにうち勝って資産をつくるためには、株式投資がもっともよい
 -とはいえ、個別の銘柄は言わずもがな、投資信託といえどもよいリターンを生むものを見つけるのは難しい
 -従って、インデックスファンドが資産構築の中心となるべし
 -ただ、株式投資ですら平均年率10%の実質リターンを得るのは難しいのが実情
 -従って、一日も早く運用を始めるのが吉

という、身もフタもないといえば身もフタもない、リアリティに富んだ結論が示されています。

面白いのは、株式と債券を組み合わせたポートフォリオを否定していること。債券投資では老後資金に必要な資産を構築できないので、株式投資が中心になるべきであるとの立場を取っています(最後の年齢ごとの資産構築例では、株式と債券のポートフォリオが述べられています)。

この本の出版は2001年なので、日経平均が7千円台にまで落ち込んだ2003年4月を経験してない状態での主張です。仮に、7千円台になった状況を見たとしたら、著者の主張は変わるのでしょうか?興味があるところです。

内容的にちょっと難しいのと、ポイントポイントで出てくる、「過去○十年のデータをみると…」という実績の説明は、多少うるさいのを考慮して星ひとつ減らしましたが、実際に運用を始めていて、自分のポリシーを今一度確認したい、という方にはお薦めできると思います(それだけ中身がしっかりしているということ)。

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2006年8月 3日 (木)

同じ商品なのに4倍も差が!

8月2日付の日経新聞の記事によると、投資信託の手数料は証券会社や銀行などの販売会社によって大きな差がある、とのことです。

たとえば、日経平均に連動するインデックスファンド。商品性はほとんど同じなので、ある程度同じぐらいの価格(手数料)なのかといえば、さにあらず。

大手で安い三菱東京UFJ銀行では、販売手数料は購入代金の0.525%。ところが、野村証券や日興コーディアル証券では、2.1%と、4倍もの差がついているのです。

同じものを買うなら、安いところで買いたい、というのは誰でも一緒。おすすめは、社団法人投資信託協会のホームページでチェックすること。

「取扱販売会社と手数料」のページは要チェックです。

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2006年7月18日 (火)

郵便局で買うだけで2%も損をする!?

7月13日付の日経新聞に、「投信用語 見直し議論活発」という記事が掲載されていました。

たしかに、投信に関わる用語って難しいですね。いや、そもそも、投資信託という言葉自体が難しい。しかも、そのうえ、「投信」とか、「ファンド」とかって呼ばれる場合もあって、ややこしいのはなおさらです。

なので、投信に関わる用語を分かりやすくしてくれるのは大賛成です。

たしかに、「信託報酬」よりは、「運用手数料」のがピンと来るし。

が、この用語の変更を郵便局主導で行っていると報道されているのが気になるところ。これって、ある意味顧客の囲い込みになりかねないな、と思うのです。

たとえば、郵便局で投信を買うのになれた人にとっては、用語が違うために他の金融機関で投信を買うのをためらってしまう、なんてことも起こるのではないでしょうか?

忘れてはいけません。郵便局は、通常手数料ゼロで売られている日経225インデックスファンドを、2.1%の販売手数料をかけて売っている高コスト体質であることを。

十分な説明をしてくれるというありがたさはあるものの、郵便局に囲い込まれるのは、私たち個人投資家にとっては嬉しいことではありません。

ブログ「幼妻に管理されそうな資産形成総合センター」さん(すごいタイトルだ)も書かれているとおり、投資信託の人気が高まっている今だからこそ気をつけたいものです。

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2006年7月17日 (月)

インド株体験記16-インドからの招待状

このサイトでインド株を紹介しているからと言うわけでもないでしょうが、Indian Institute of Financeから招待状が届きました。

"Reforming Provident Fund Regulation and Governance in India"というタイトルでの講演会に来ないか、とのことです。日本語で言うと、「投資信託の規制とガバナンスの変革」とでもなるのでしょうか、聞いてみたい、と思わせるタイトルです。

しかし、いかんせん、場所がインドなのです。ちょっとムリだな。せめて、インターネットでセミナーの様子を流す、などしてくれればよいのですが…

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2006年6月30日 (金)

手数料トレンド5-イートレード証券の比較広告

これまで、株式の売買手数料が安くなってくる流れを追ってきましたが、「じゃあ、どの証券会社が一番安いの?」という比較はなかなか難しいものでした。

イートレード証券が、自社サイトで簡単な一覧表を作り比較をしています。もちろん、広告宣伝である限り、「本当にそうなのかな?」という疑問を持ちつつ見るのですが、それでも参考になります。

ブログ「お金を貯めよう!」さんも書いているとおり、岡三証券も手数料は安いようですし(当初の3ヶ月間だけ?)、証券会社はできるだけ賢く選びたいものです。

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2006年6月29日 (木)

ライブドアオートの株主総会

ライブドアオートの株主総会に行ってきました。

飯田橋近くのホテルメトロポリタンエドモントで、10:00から開催です。

会場は、300人ぐらいのキャパのところに、8割ほどが埋まっている状況でしょうか。

ライブドアの株主総会がもめた、という話を聞いていたので、ちょっとドキドキしながら出かけたのですが、意外や意外、静かな始まりです…

と、思ったのも束の間、事業報告が終わって、議決の前の質疑応答が始まったとたん、来ました。

平成16年11月なので、ちょっと旧い話ですが、研修所の売却に伴って背任・横領があったのではないか?何とかというゴルフ場の売却に際しては、不当な利益供与があったのではないか?、などの厳しい質問が飛び出しました。

会場の雰囲気は騒然。

が、なんと、私自身は次の予定が入っていたので、残念ながらこの後は見れず。気になります…

ブログ「株初心者でもブログでがんばります」さんを初めとする多くの方が持っている疑問、ライブドアに代わる親会社は?の答えも聞けず…残念です。

来年こそは、ちゃんと時間を取っていこうと思いました。

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2006年6月28日 (水)

「長生きリスク」

タイトルだけ読むと、長生きすることが何でリスクなの?と思うかもしれないが、ことおカネに関しては、長生きすることがリスクにもつながることもあります。

つまり、平均余命が長くなると、退職してからの生活費がそれだけ余計にかかるようになり、おカネが足りなくなるリスクが増えた、ということです。

企業にとってもこのリスクはけっこうインパクトが大きくて、とくに、(もと)従業員に対して、「定年後は終身年金をあげるよ」、と約束している場合、従業員の長生き=コスト増、になるわけです。

6月28日付の日経新聞でも報道されていましたが、英国のBAE社が、年金の支払額を減額したのは、このような問題意識があるのでしょう。

ちなみに、日本では、ブログ「会計ニュース・コレクター」さんが書いているとおり、最近の株高のせいもあるのでしょう、年金の積立状況は、多くの企業(年金)で改善されているようです。

とはいえ、今の状況がいつまでも続くかは保証がないわけで、やっぱり自助努力が必要になってきそうですね。

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2006年6月22日 (木)

ライブドアオートの株主総会

ライブドアオートから株主総会の案内が来た。6月29日開催とのこと。平日にやるんだから、もうちょっと早く案内をくれたらいいのに、と思いつつ、出席するかどうか考えている。

ライブドアの株主総会がもめたこともあり、ライブドアオートがどうなるかちょっと気になる。

まあ、ライブドアグループからは脱退する方向なので、問題がないような気もするが(それはそれで起こる人もいるのかな?)。

スケジュール的には、たまたまあいている日なので、直前まで悩んでいよう。

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2006年6月15日 (木)

「ライブドア事件に学ぶ金銭教育」

ライブドアの株主総会、話題になっていますね。

ブログ「40代の私にとっての最新情報・重要ニュース」さんが詳しい内容を書いていますが、けっこう厳しそうです。確かに、会社の憲法とも言える定款が「誤字・脱字だらけ」というのはいただけないですね。会社の実力って、そう言う点に現れるのだと思います。

さて、ライブドアに関しては、5月26日付の日経新聞夕刊で、「ライブドア事件に学ぶ金銭教育」というコラムが掲載されていました。

内容的には、これまで株や投資に関して生徒に教えていた学校で、ライブドア事件を発端に生徒や父兄からの反発が想定されたが、以外と平静に受け止められている、というもの。

「前提がちょっと違うんだよなぁ」と思ってしまいます。金銭教育=株式や投資、って言うのは短絡的な発想で、本当はもっと全体像を押さえた上で、その中の一部としての「株式や投資」を教えるべきだと思うんですね。たとえばそれは、こんな感じの全体像でしょう。

Photo


おカネに関する教育のキーワードって、いろいろあって、金融教育、投資教育、投資家教育、経済教育、等々。この図の定義が妥当かどうかはともかくとして、このようなかたちで用語を定義して教える分野を定めた方が混乱が少なくて良いのではないかと思っています。

ちなみに、投資家の層の厚さと取引の歴史に一日の長がある米国はやはりここらへんが進んでいて、たとえば子ども向けに金融教育を行っているNPO, Jump Start Coalitionでは以下のような教える分野(というか、知っておくべき領域)を定めています。

Jumpstart




日本でも、なんとかおカネに関する教育を根付かせたいものです。

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2006年6月13日 (火)

アメリカ版「お金を節約する六十六の方法」

6月11日付の日経新聞に掲載されていた、「お金を節約する六十六の方法」を読んでみた。

米国のコンシューマー・アクションという団体が発表しているものだ。手法的には、わりと当たり前の話が多くて、「ふーん…」と読み始めたのだが、内容が幅広いのにはビックリした。

項目だけ挙げていっても、

 交通 (Transportation)
 保険(Insurance)
 銀行/クレジットカード(Banking/Credit)
 住宅(Housing)
 公共料金(Utilities)
 その他(Others)

と、生活費のほとんどを網羅している感じ。

日本の節約だと、ブログ「節約家計簿公開日記」さんのように、食費関係の話題が多いのだが、米国版では「その他」の下に、1個だけ取り上げられているだけ。

そういえば、何となく、だけど、アメリカの方が日本より食費が安いので、あまり節約する余地はない、のかな?日米での節約の差が見えて面白い。

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2006年6月12日 (月)

駐車禁止の取り締まりがおカネになる!?

道路取締法が改正され、駐車禁止の取り締まりが寄り厳しくなりそうです。

私自身ドライバーなので、「これからは気をつけなくちゃなぁ」と漠然と思っていたのですが、世の中には賢い人もいるものです。これをおカネもうけのチャンスにしようという人がいました。

「道路交通法改正バスケットeワラント」と名付けられたこの商品、ゴールドマン・サックス証券が開発したのですが、要するに、

 駐車禁止の取り締まりが厳しくなるだろう
          ↓
 駐車場運営の会社がもうかるはず
          ↓
 駐車場運営の会社に投資する投資信託を作ろう

という、ある意味単純といえば単純、期を見るに敏といえば敏、な発想から出たものでしょう。

事実、ブログ「東京はこんなです」さんも書いているとおり、パーキングメーターの利用は増えたようですし…


逆を言えば、常に投資のことを考えていると、このように一見投資とは関係のないニュースまで、頭に引っかかってくる、ということの例でもありますね。

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2006年6月 5日 (月)

手数料トレンド4-まだまだ高い各社の利益率

これまで、ネット証券各社の売買手数料が下がってきたことをお伝えしてきました。

単純に考えると、手数料が下がってきたのだから各社の利益は減っていると思ったのですが、まだまだ利益率(売上高に占める利益の割合)は高いようです。なんと、松井証券の経常利益率は64.9%、イー・トレードのそれは50.0%であると報道されていました

しかも、個人投資家がその利益に貢献しているというのですから、なんとも複雑です。

ブログ「ホンネの資産運用セミナー」さんも書いているとおり、ジョインベスト証券の参入がキッカケになってこの手数料が安くなる流れが加速しているわけですが、一層の進展を期待したいと思います。

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2006年6月 2日 (金)

純金積立4-始めるためには?

純金積立について何件かお問い合わせをいただきました。

ちょっと誤解があったかもしれないのですが、純金積立を始めるためには郵送で手続きできるので、店舗に行く必要はありません。順序が逆でいきなり売却する方から話を始めてしまったので、ややこしくなってしまいました。すみません。

ちなみに、私自身は現在は三菱商事の純金積立サービスを利用しています(※)。

 -買い付けが多くなっても手数料が比較的安い
 -Webでいろいろと設定できて便利

という観点から選びました。

ブログ「be a rich mam」さんも書いていますが、純金積立を始める際にどの業者にするか迷われている方も多いみたいですね。

後で時間があるときに、業者を選ぶポイントをまとめてみたいと思います。たぶん、

 -コスト
 -使い勝手
 -換金性
 -定期預金の有無 (→これ、面白いサービス)
 -安全性

とかでまとめればいいのかな、と言う感じです。


※私自身は三菱商事と一切関係ありませんし、この紹介をしたことでメリットを受けることもありません。

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2006年6月 1日 (木)

マネックス証券にも行政処分-松本さんのコメントは?

さわかみファンドにつづき、マネックス証券にも金融庁から行政処分が下されてしまいました。

この2社は、同じ金融といっても業態が違うので比べることはあまり意味がないような気もしますが、私個人にとってはどちらも応援したいと思っていた会社なのでショックです。

具体的な行政処分の内容はブログ「Garbagenews.Com」さんの記事を読んでいただくとして、ここではマネックス証券の松本社長のコメントを紹介したいと思います。金融庁からの行政処分があったとの報道があった日に配信されたマネックスメール(第1675号)に掲載のコラム「マネックス証券CEO 松本大のつぶやき」にコメントがありました。

コメントの最後は、「当社では今回の勧告を厳粛に受け止め、今後、更なる内部管理体制の強化に取り組み、役員・社員一同、証券会社としての社会的責任を果たして参る所存です。」と締めくくられていたのですが、松本さんの肉声が聞こえないと言うか、紋切り型のお詫びでちょっと残念ですね。まあ、以前の「マネックス・ショック」とも呼ばれている「ライブドア・ショック」の時に懲りているのかもしれないのですが…

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2006年5月31日 (水)

生命保険会社の収支-3利源

5月30日の日経新聞に、大手生命保険会社の利益の内訳が公表されていました。

「三利源」と呼ばれている、「死差損益」、「利差損益」、「費差損益」の3項目です。

生命保険というのは、「人はこのくらいの確率で死ぬだろう」という予測に基づいて保険料が計算されているので、その予測と実際が違ってしまうと、差額が利益として(保険会社に)返ってきたり、損失として跳ね返ってくる、というのが大まかなしくみです。

「へぇー」と思ってみていましたが、面白いと感じたのは、このようなかたちで利益の内訳を開示するのは今回が初めてとのこと。

ブログ「現役保険営業マンの生命保険徒然日記」さんも書いていますが、この流れ、加速して欲しいですね。

だって、なんかこういうのって、契約者には開示されていて当たり前という気がします。「死差損益」、「利差損益」はともかくとして、「費差損益」は、事前に見込んだ会社運営の予算と実際の費用がどのくらい乖離したかを現しているわけで、ある意味会社の経営効率をはかる指標としても役立つはず。不当に高い保険料を支払わされないために、このようなことまで考えて保険会社は選びたいものです。

ちなみに、私がメインで契約しているソニー生命の三利源はどうなんだろう?

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生命保険契約の証券化

先日紹介した「金融アンバンドリング」を地でいくようなニュースがありました。

「ライフ・セツルメント」というキーワードで説明されているこの商売、不要になった(あるいは、保険料が支払えなくなった)生命保険を保険契約者から買い取って証券化する、というものです。

いろんな商売があるものだ、と感心します。とくに、米国の金融業のダイナミックさには目を見張らされるものがあります。

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2006年5月26日 (金)

純金積立3-その場で現金ゲット

保有している金地金を売却するために田中貴金属の銀座店に行きました。売買のためのフロアーに行くと、人がごった返しています。確かに新聞で報道されているとおり、人気のようです。

意外だったのは、売買の流れがシステム化されていること。最初はPCへの登録から始めます。「購入なのか、売却なのか」、「売却する量は?」、「売却金額をどのように受け取るか?」などの質問が画面に現れ、それに答えていくと最後に整理券番号が入った紙が出てきました。

金の地金って、ちょっと特殊なような気がしていて、売るときには中世のギルドみたいなところを予想していたので(旧い!)、近代的なアプローチにビックリです。


で、待合室で待つこと約1時間。やっと番号を呼ばれて、実際の売却のためのブースに入ります。ここもやはり中世のギルドみたいな感じではなく、普通のお姉さんが対応してくれます。

金の地金をなにやら機械の上に載せてチェックして、問題なければ売却したお金をもらいます。現金でもらうことを選択したので、その場で80何万円を手にしました。現金は普段扱い慣れていないので、慎重に数えて間違いないことを確認しました。

この地金、340gは、純金積立でコツコツと買い貯めていたものです。はじめたのは、たしか95年ぐらいだったと思うので、10年以上前ですね。そのころは金もそれほど高くはなかったので、たぶん購入平均単価は1,500円/gぐらいだと思います。

今の価格がザックリと2,500円/gなので、ものすごい単純に考えると67%ぐらいの値上がり益が出たことになります。まあ、でも、10年ですからね。これまた単純に考えると、67%÷10年=6.7%ということで、1年当たりの運用利回りは、低金利の時代にあっては良かったかな、と感じます。

ブログ「花南のお気ラク資産運用♪」さんもそうですが、純金積立に興味を持ち始めている人って多いと思うんですよね。現時点では金の価格が高いので始めるのによいタイミングではないという人もいるかと思いますが、個人的には自分の資産のうち何パーセント、と決めて、その目標に向けてまずは少額から積立を始めるのが良いのではないかと思っています。

前回も書いたように、金を持つことによって資産分散の効果が高まるのが魅力です。したがって、全資産額のうち、5-10%を金で持っていても良いかな、と思っています。まあ、ただ、現時点での金価格が史上まれに見るほどの高さも事実なわけで、金は5%に抑えて、残り5%は別の資産(不動産とか)で持つ、というのがお薦めかな。


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2006年5月25日 (木)

大垣、金融アンバンドリング戦略

サイト名変更後の第1弾記事は…

地味ーに、書評です。というか、久しぶりですね、書評を書くのは。

大垣尚司著

金融アンバンドリング戦略

評価は、

 ★★★★★

(評価の基準はこちら)

どちらかというと、というか明らかに金融業界で働いているプロフェッショナル向けの本なのですが、久しぶりに「シビれた」本なのでぜひ紹介させてください。


内容的には、金融業界で、これまで1つの会社内で持っていた様々な機能をバラバラにして別の会社で持たせる(「アンバンドリング」というキーワードで著者はまとめています)ことで、日本の金融機関はもっと強くなれるのではないか、という提言をしています。

分かりやすくパソコンでたとえると、マッキントッシュからDOS/VのPCへの移行、ですね(あんまり分かりやすくないか)。

つまり、部品(CPU)からコンピュータ本体からソフトウェアまで全てを自前でつくっているのがアップルのマッキントッシュ。それを、DOS/VのPCのように、CPUはインテルが、OSはマイクロソフトが、PC本体はいろいろなメーカー(Dell、NEC、富士通、etc.)がつくるという構造にするのが、「アンバンドリング」です。

PC業界においてインテル、マイクロソフトが非常に競争力を持つ会社になったように、金融機関においてもアンバンドリングして、バラバラにされた機能の専業になった方が、より強い会社になれるのではないか、ということを筆者は提言しているわけです。

一見難しそうですが、既にアンバンドリングがおこった米国の金融業界や、著者が実際に経営を行っている企業の事例も抱負に盛り込まれているので、非常に面白く読み進めることができました。さらに詳しい内容を知りたい方は、ブログ「↑College Life ~今を生きろ~」さんの記事を読んでみてください。


いま、個人投資家を取り巻く状況ってものすごい勢いで変化していると思うんですね。たとえば、郵便局で投資信託が売られるようになったり、様々な投資に関する情報がインターネット経由で簡単に手にはいるようになったり。

そんな中で投資の意思決定をしていくためには、将来日本の金融業界がどうなっていくのかの指針が欲しくて読んでみました。

誰にでもお勧めできるというわけではありませんが、ご興味がある方はぜひご一読下さい。

ちなみに、さらに興味を持った方は、ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー2002年2月号に掲載されていた、「シフトする収益源を先読みする」、というコラムも読むと、さらに面白いと思います(あぁ、さらにマニアックな話題になってしまった)。

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サイトのタイトル変えました

サイトのタイトルを変えました

新たなタイトルは、

 マネー・ビタミン

にしました。ビタミンのように人に不可欠なマネーの知識を提供していきたい、という想いです。サプリメントのように毎日採って(読んで)いただければ嬉しいですね。

あとは、ぶっちゃけの話としては、マネックス証券の子会社である「マネックス・ユニバーシティ」とあまりにも名前のかぶり感が強すぎる、という感覚もあったので、変えさせていただいた次第です。

今後ともぜひ、マネー・ユニバーシティあらためマネー・ビタミンをよろしくお願いいたします。

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IRサービス3-グラス・ルイスが東京事務所開設

以前お伝えしていたIR支援会社、グラス・ルイスが5月23日に東京事務所を開設したそうです。

もともとは、2006年の秋に事務所開設を予定していたのが、諸事情により早まったとのこと。要するに、外国からの日本株への投資が増えたので、ユーザーの要望に応えた、ということなのでしょう。ブログ「ふゆう企画」さんも書かれていますが、外国人株主が多い企業はIR活動にも力を入れていることからも分かるとおり、より「モノをいう株主」に近いのでしょうね。IR支援サービスも、その「モノをいう」の一端を担っているわけです。

いずれにしても、より効果的な情報開示がなされるのは、個人投資家にとってもありがたい話です。

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2006年5月24日 (水)

純金積立2-5兆円のタンス「金」

5月20日付の日経新聞夕刊に、まさに前回紹介した田中貴金属で金を売却する人の話が掲載されていました。

やはり、最近の金価格の上昇で、地金で持っていた金を売ろうという人が多いようです。ブログ「ワクワクする不動産屋」さんも書いているとおり、金は換金性が高いのも魅力ですね(ちなみに、売却価格はその場で現金で受け取ることもできます)。

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2006年5月23日 (火)

さわかみファンド12-澤上社長の給与減額

さわかみファンドの沢上社長から手紙が来ました。

先日もレポートした、業務停止命令を受けてしまったことに対するお詫びと、今後の対応がまとめられています。

いわく、法の順守を強化するために、様々な施策をとっていく、とのことです。項目を拾ったものを末尾に示します。

ちなみに、今回の法令違反の責任を明確化するために、澤上社長の月額報酬を3ヶ月間にわたって30%カットする、とのことです。さすが。潔い。

が、内容を詳しく読んでみると、「うーん」と感じてしまうのも事実なのです。というのは、法令を遵守するために、個人の意思決定に頼らずに、検査室などを設置してチェック&バランスをとっていこう、という風に読めるのですね。

私たち投資家からしてみると、澤上社長の判断を信頼しておカネを預けているわけで、上記のような「改善」の結果、澤上社長の意志がすんなりと運営に反映されなくなってしまうのではないかと懸念するわけです。

もちろん、上記のチェック&バランスは法令遵守に関することであり、ファンドの運営(どの銘柄を組み込むか、などの意思決定)には関係ないということなのでしょうが…。でも、何となく、さわかみファンドがさわかみファンドらしさを失ってしまいそうですね。

ブログ「投資を楽しむ♪」さんも書かれていているとおり、単に値上がりした/しない以上の楽しみがさわかみファンドにはあります。なんとかその良さを維持していって欲しいものです。

【さわかみ投信 法令違反行為の再発防止に係る改善策の概要 (抜粋)】

1. 各業務に対する牽制機能の強化
 ○審査部の機能強化、法務室・検査室の設置
 ○意思決定にあたっての特定のものによる独断の排除
 ○公益通報者保護責任者の設置

2. 役職員に対する法令遵守意識の周知徹底
 ○経営会議による経営幹部の法令遵守意識の醸成
 ○全体会議による全役職員の法令遵守意識の醸成
 ○勉強会及び合宿での社員の意識及び知識レベルの底上げ

3. 当該法令違反自由に対する責任の明確化

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2006年5月11日 (木)

郵便局での投信窓版、ちょっと心配

三井住友銀行が前頭取の西川善文氏に役員報酬返還を要請したとのニュースが流れていました。

三井住友銀行といえば、中小企業向けに押し売りまがいの金融派生商品を販売したことで、金融庁から行政指導を受けています。その、問題があったときに頭取をしていた西川氏に対して、「あなたも責任あるよね?」ということで、いわば罰金を科したような格好でしょう。

西川氏自身も、報道されているところによると、銀行からの要請に応じるようで、「やっぱり責任あるよね」と自覚されているようです。

ふーん、と思ったのも束の間、よく考えたら、西川氏は現在、郵便局あらため日本郵政の社長ではないですか!

三井住友時代に、過酷なノルマを営業に課して押し売りまがいの販売をしたとしたら、日本郵政でも同じ問題が発生しないとも限りません。

それでなくても、郵便局での投信の販売には問題が指摘されているわけで、ちょっと心配です。

ゆうパックを出しに郵便局に行ったら、「投資信託購入者しか取り扱いはできません」なんていう日が来たりして。


一方で、ブログ「40代の私にとっての最新情報・重要ニュース」さんのようにもうちょっとうがった見方をされている方もいますが、いずれにしても西川氏の今後に注目していきたいものです。

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純金積立1-売却してきました

5月9日に、純金を売却してきました。

実は私、純金への投資ってけっこう好き。とくに、純金積立で、毎月コツコツと買っていって、いつの間にかたまっていると、嬉しい。あまりに嬉しすぎて、金の地金を送ってもらっちゃったくらい。普通の純金積立では、金は積立をやっている会社に補完されているので、手元に来ることはないのですが、手にとって見たかったので、あえて(手数料をかけて)送ってもらったわけです。

ブログ「マサの投資日記」さんもそうですが、金への投資って積立でコツコツやっている人が多いみたいですね。しかも最近は値段が上がっているので、以前からやっていた人ほど儲けが大きいですし。

ちなみに、理屈も一応あることはあって、たとえば株への投資とか、いくら国内と海外に分散したとしてもある程度の関連(相関性)がありますよね。相関が強ければ強いほど分散投資の効果は薄くなるわけで、株とはあんまり関係なく値段が決まる金を資産の一部として持っていた方が分散の効果が効くかな、と思っているわけです。

今回利用したのは、田中貴金属。どこで売ろうか、いろいろと検討してみたのですが、こちらが一番得なのかな、と思いました。

具体的には、ある日の金の買取価格と手数料を比べると、以下の通りになったのです。

             買取価格(1g)    手数料(1回当たり)
住友金属鉱山    2,323円         2,100円
石福金属興業    2,377円         5,250円
三菱マテリアル   2,344円         4,200円
田中貴金属     2,377円         5,250円

売却の量は、340gとけっこう多かったので、多少手数料が高くても買取価格が高い田中貴金属が結局は得になる、と判断したのです。

                                                       つづく

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2006年5月10日 (水)

手数料トレンド3-イー・トレードのキャンペーン

イー・トレードが、手数料値下げのキャンペーンを行うと発表しました。野村証券が新たに発足させるネット専業証券会社、「ジョインベスト証券」の安い手数料に対抗するため、とのことです。

以前も書いたとおり、株や投資信託をの販売手数料は、最近(さらに)下がりつつあると感じています。

私たちのような個人投資家にとっては嬉しい話。でも、逆に、証券会社はどこで儲けているんだろう?とちょっと気にもなったりします。

と思っていたら、ありました。ヒントが。以前紹介した5月7日付の日経新聞記事に書いてあったのですが、投資信託の信託報酬は10年前と比べると上がっているとのこと。

信託報酬って、毎年(というか、毎日)引かれるものだから、販売手数料よりも目立たないので、ついつい油断してしまいがちです。でも、投資信託を選ぶ際には、販売手数料にも気をつけないといけない、と言うことですね。

とはいえ、ブログ「TRADE 広場」さんも書いているとおり、個人投資家にとっては株式投資を始めるのに良いチャンスであることは間違いないことでしょう。

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2006年5月 9日 (火)

さわかみファンド11-投資信託の手数料

5月7日(日)付けの日経新聞にさわかみファンドの沢上社長のコメントが紹介されていました。

「マネー入門」という連載、当日のテーマは、「投資信託 コストに注意」だったのですが、そこで、さわかみファンドの手数料体系が説明されています。

 販売手数料: ゼロ
 信託報酬: 1.05% (年)
 信託財産留保額: 1.5%

そのうえで、澤上社長のコメントとして、「投資家のコストを最小限にしたい」から信託報酬を年1.05%と「安く」抑えていると紹介されています。

ただ、この信託報酬、何と比較するかによって本当に安いかどうか決まってきますね。

現存している投資信託の信託報酬の平均は、約1.6%なので(同記事)、平均と比べると安いのですが、一方で日経平均と連動するように運用されている「日経225インデックスファンド」は、会社によってもバラツキがありますが、安いものは0.5%ぐらいからあります。

これと比べると、さすがのさわかみファンドの信託報酬も「高い」と感じてしまいます。

もちろん、信託報酬は安ければよいと言うものではなく、報酬を払った分だけリターン(投資信託の運用成績)が上がれば良いわけですが、実際のところはそうもいかないようです。

分散投資をする際に、投資信託は柱となる金融商品です。ブログ「投信で手堅くlay-up!」さんも書かれているとおり、最近は原油などの商品に投資する投資信託も出てきていて、選択肢は拡がってきています。

ただ、コストのことを考えると、投資信託ならば何でも良いというわけではなく、やはりインデックスファンドが中心になるのかな、と感じています。


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2006年5月 3日 (水)

日経新聞「けいざい楽校」がおもしろい

日経新聞朝刊に連載されている、「けいざい楽校」というコラムを面白く読んでいます。

5月1日掲載文では、今何かと話題の「談合」が、旧くて新しい問題だとの指摘がされています。公共事業の業者を選ぶ際に、本当によい業者を選ぶのではなく、官にとって都合の良い業者(それはしばしば、官僚へのワイロという形をとるわけですが)を指名してしまうという談合、実は昔からあったとのことなのです。昔、といっても、それこそずーっと昔、江戸時代から広く行われてきたらしいのですね。

あるいは、3月13日に掲載されたコラムでは、地価を計算する際に使われる「収益還元法」がやはり古く明治時代から使われてきたことが紹介されていました。

「収益還元法」というのは、その土地からいくらぐらいの収益(もうけ)があげられるかに基づいた地価の決定方法で、わりと最新の手法であるような印象を受けています。どちらかというと、周辺の地価を参考にして土地の値段が決まる、「取引事例比較法」の方が、昔ながらのやり方だな、という印象がありますね。

ところが、意外なことに、「収益還元法」は明治時代から使われていて、「取引事例比較法」こそが、高度成長期に主流になった新しい手法とのことなのです。面白い。

このような個々のマメ知識も面白いのですが、その背後に私たち個人投資家が読みとるべきは、「最新の手法と呼ばれているものも、本当にあてになるか判らない」というコンセプトであると思いました。

様々な金融商品に関しても、ついつい、「最新の評価手法によると…」とか、「先端的な事例では…」とかいわれれると、値上がりしそうだと思ってしまいますが、「最新」は意外と最新でない場合も多く、気をつけなければいけないな、と思いました。

ちなみに、収益還元法にご興味がある方は、金森重樹さんの、1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法を読むと面白いらしいです(筆者は読んだことがないので、あくまでも、「らしいです」ですが)。

ブログ、「年収1億!起死回生の年収1億マーケティング!」さんも書評を書かれていますが、しっかりした内容の本のようです。


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2006年5月 2日 (火)

フィスコのFAM8

投資家向け情報提供サービスを行っているフィスコが面白い商品を販売しています。

「FAM8」というその商品、フィスコ社が仮想(なのかな)でつくった8銘柄からなる投資信託の運営の内情まで開示してしまおう、というものです。

私たちが普通の投資信託を買うと、どのような理由に基づいて組み入れている銘柄の売買をしているのか、なかなか判りにくいものです。

それが、このFAM8では、どの銘柄を買ったのか/売ったのか、それはなぜか、までが説明されているので、「あぁ、ファンドマネージャーってこういう考え方をするんだな」というのがかいま見えて面白いのです。

ちなみに、売買の基本方針は、つまり、「投資資金500万円と想定して、組み入れ銘柄は8銘柄に絞り込み、銘柄の入れ替えは目標株価での利食いと、損失確定ポイントでの売却の他は、原則毎月末に1度とする」(FAM8レポートより抜粋)、とのこと。

さて、実績を見てみましょう…

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2006年5月 1日 (月)

さわかみファンド10-メールが来ました

さわかみファンドからメールが来ました。

2006年4月月次の「さわかみファンドレポート」がウェブサイトにアップされたとのことです。さっそくウェブを見てみました。

  http://www.sawakami.co.jp/mailservice/33081924/

運用成績もさることながら、沢上社長からのメッセージが面白いです。「なるほどなー、こういう風に考えているんだ」と素直に感じました。

とくに、「景気対策を打つのなら金利は上昇して当たり前という考えでポートフォリオを構築してきました」とのコメントには、共感です。

以前も書いたとおり、さわかみファンドを購入するのは、単に儲けを狙ったものだけではなく、このファンド(と沢上社長)をウォッチしていきたい、と言う想いがあったためです。

今回、口座を開いたことによって、これまで以上に本気で沢上社長のコメントを読み解く気持ちが強くなったので、早くも効果あり、と感じました。

ブログ「ゆったり株投資」さんを初めとして、様々な方がさわかみファンドのことを紹介していますが、個人的には、さわかみファンドへの投資家というより近い立場からこれからもウォッチを続けていきたいと思っています。

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2006年4月25日 (火)

さわかみファンド9-口座が開けました

さわかみファンドの口座がやっと開けました。苦労した分だけ、ちょっと嬉しいです。

さっそく購入の手続きをとろうと思ったら…

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2006年4月24日 (月)

手数料トレンド2-株式購入に関する割引

野村証券からはがきが来ました。

「新しい手数料体系でお得!」とのこと。なんでも、野村ホームトレードというインターネット取引だと、店頭での手数料の半額ですむとのこと…でも、これって、店頭での手数料が高かったらあまりお得ではないような気もしますが…

一方、「ほっと割プラン」というのを契約すると、ミニ株の買い付け注文が無料でできるとのこと。こちらはちょっと興味があります。

いずれにしても、以前もこのブログで書いたとおり、売買手数料が安くなりつつある流れに、最大手の野村証券といえども逆らえないということなのでしょう。

ちなみに、「株取引で使う用語 毎日こつこつと」さんも書いていますが、今日はイー・トレードの売買手数料値下げも発表されています。我々個人投資家にとっては嬉しい流れです。

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2006年4月17日 (月)

さわかみファンド8-口座開設ならず!

先日申し込んださわかみファンドから、さっそく返信が来ました。期待して開封したところ…


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2006年4月14日 (金)

さわかみファンド7-口座開設

前回お知らせしたように、あえなく業務停止命令を金融庁から受けてしまったさわかみ投信ですが、よけいにウォッチしていきたい気持ちが強くなりました。

そこで、例によって、ものは試し、と口座を開いてみることにしました。まずは、同社のHPから資料送付依頼を送付します。2-3日後に届いた資料には、「みなさまと一緒に、Bon Voyage!(いい航海を) いたしましょう。」という、澤上社長の力強いメッセージが入っています。

必要事項を記入して送付、と。いつも思うのですが、この手の口座開設って事前に予想するよりもはるかに簡単です。とくに、今回は、送付前のチェックリストが丁寧で助かりました。

さて、後はさわかみファンドからの連絡を待つばかり…

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2006年4月13日 (木)

映像ファンド3-アイドル・ファンドの顛末は?

以前も紹介したことがある映像ファンドのひとつである、「アイドル・ファンド」の運用成績が発表されました。

今回発表されたのは、ジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)信託が作ったファンドです。しくみとしては、個人投資家からお金を集めて、「運用」の対象となる新人アイドルの写真集やCD、DVDを制作し、それらの売り上げに応じて個人投資家におカネが戻ってくるというもの。

ヲタク心を刺激する面白い企画だなー、と思ってみていたら…

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2006年4月10日 (月)

手数料トレンド1-売買手数料無料化の波

4月6日に報道された記事によると、カブドットコム証券で取り扱われている国際投信のファンド(投資信託)の売買手数料がすべて無料になるとのことです。

たとえば、国際投信の人気ファンド、「グローバル・ソブリン・オープン」。この金融商品を三菱UFJ銀行で購入すると、1.575%(税抜1.50%)の販売手数料が取られてしまいますが、まったく同じ商品をカブドットコム証券会社で買うと、販売手数料はゼロなのです。

続きを読む "手数料トレンド1-売買手数料無料化の波"

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2006年4月 4日 (火)

さわかみファンド6-業務停止命令

小さい記事だったので、見逃した方もいるかもしれませんが、3月31日付の日経新聞に、さわかみ投信が金融庁から処分を受けたという記事が掲載されていました。

いわく、さわかみ投信が、1997年から6年間にわたって、違法な取引をしていたとのこと。

実は、投資顧問業を営むにあたっては、

 -投資助言契約
 -投資一任契約

という二つの契約の形態があるわけですが、顧客に変わって株などを売買する(取引を代行する)ためには、「投資一任契約」を顧客と結んでいなければならないのです。

今回の取引は、顧客とは「投資助言契約」しか結んでいなかったにもかかわらず、取引の代行までしてしまったので、クロという判定なのでしょう。結果として、金融庁は、さわかみ投信に対して、新たに投資顧問契約を結ぶことを禁じたわけです(4月3日から1ヶ月間)。

同記事によるとさわかみ証券は現在は投資顧問業務の新規営業は行っていないとのことなので、ビジネス上の影響は直接にはほとんどないと考えます。

が、ブログ「らくらく海外生活」さんも書いていますが、イメージは良くないですね。ましてや、沢上社長の個人的な魅力によるマーケティングが大きな役割を占めていただけに、間接的な影響はありそうな気がします。

しばらくは、さわかみ投信の動向を気をつけてみていきたいと思います。

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2006年3月31日 (金)

インド株体験記15-利回り57%!

以前書いたとおり、昨年末に12万円を投じてHSBCインドオープンを購入しました。1月末の時点では、リターンがマイナスという予想外の結果だったわけですが、3月末時点での価格をチェックしてみると…

  勝っています!

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2006年3月 1日 (水)

銀行での投信窓版3-S&Pレポート

銀行の窓口で投資信託が売られていることは前回から書いていますが、格付会社「スタンダード&プアーズ」がこれに関して面白いレポートを発行したので紹介します。

銀行の投資窓販売-リテール業務の収益の柱に」というタイトルのレポート。

本部は会員のみに公開とのことですが、サマリーを見て気になったのは、以下の一文。

 「手数料を上げるための回転売買が奨励される恐れもある」

要するに、「この投信はそろそろ上がりきったので、次の商品を買いましょう」みたいな手法でしょうか。なんか、証券会社の営業みたい。

気をつけなければなりませんね。

ちなみに、投信のしくみ自体は、「ゼラファンド 投資信託入門講座講習&投資日記」さんのページがわかりやすい解説をしてくれています。

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2006年2月27日 (月)

インド株体験記14-インド経済にもリスクが…

インド経済のリスク要因について、「ホンネの資産運用セミナー」さんが報告されていました。

インドは、俗に「双子の赤字」と称される、財政赤字と経常赤字を抱えているので、将来問題が起こる可能性もあるとのこと。

財政赤字と言うことは、家計にたとえれば、育ち盛りの子どもが多くてお金がかかるので、お父さんの収入が追いついていない、という状況でしょうか。なので、借金をして家計のやりくりをしている、わけですね。

インドも同じで、経済が成長しているので支出の伸びに税金などで徴収する収入が追いつかないと言う状況なわけです。

まあ、必ずしも悪いことばかりではなくて、子どもが成長しておカネを稼ぐようになれば、家におカネも入れてくれるでしょうから、将来の収入をアテにして、現状は苦しくても乗り切ろう、という考え方でもあるわけです。

一方の経常赤字は、ごく簡単に言うと輸出で外国から稼いでくる金額よりも、輸入で外国に対して支払う金額が多い、という状況です。これまた単体では問題ないですが、あまりに行き過ぎると、為替レートを調整する必要が出てくるので、国内の景気に影響が出るのではないかと懸念されているわけです。

どの程度リスクが大きいかはわからないものの、リスクがあることは念頭に置いておく必要があるようですね。

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2006年2月21日 (火)

倉都、金融史がわかれば世界がわかる

金融市場(というか、国際的な金融システム)の発展を1800年代にさかのぼって解き明かしている本を紹介します。

倉都 康行著

 金融史がわかれば世界がわかる―「金融力」とは何か

評価は

 ★★

(評価の基準はこちら)

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2006年2月20日 (月)

ソニー株に投資4-下落しているではないですか!

終わったと思ったソニー株への投資ですが、もう一言だけ。

ソニーの株価、今日は下落しているではありませんか!しかも、大幅に!

現時点(06年2月20日 10:30)で、5,280円です。

ということは…

逆指し値注文で、5,500円で売却していなければ、損(実現しなかった売却益)はもっと大きくなってたわけです。なるほど、こう考えると、逆指し値注文も意味があるものだな、と思いました。

しかし、最近の株価、上下動が激しいですねー。

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2006年2月16日 (木)

ソニー株に投資3-売却してしまいました

ソニーの株を売却してしまいました。

2月15日(水)の午後、カブドットコムから突然メールが飛び込んできたのです。いわく、


------------------
次の銘柄が約定しました

2006/02/15 14:47:00
東京6758/ソニー
現物売り/成行
約定単価 5,500円
約定数量 100株
受渡金額 548,425円
------------------

とのこと。

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2006年2月15日 (水)

インド株体験記13-株式市場の改革

インド株が好調のようです。「インド株徹底研究!一般家庭の投資実録」さんも書かれていますが、インド株式市場のセンセックス指数(インド版日経平均/TOPICS指数のようなものでしょう)が、史上初めて1万ポイントを超えたとのこと。インド株投信を買っている身としては嬉しい限りです。

さらに、年内には株式市場の改革が進められるとの報道もありました。

日本では証券取引所としては東京証券取引所が有名ですが、ライブドア事件と絡んで、様々な批判を浴びています。いわく、「取引を実行するコンピュータ・システムの力が不十分で、大量の注文をさばけないのは困る!」、「粉飾決済をしていたライブドアの上場を認めてしまったのはマズイのではないか?」、等々(ちなみに、結果として、ライブドアの上場廃止が検討されています)。

今回のインドでの株式市場改革は、上場手続きを簡素化し、かわりに財務面での審査を厳しくしようというものだとのこと。ようするに、「財務内容が良ければ、上場しやすくなったよ」とのメッセージだと受け取りました。まっとうなビジネスをやっている企業と、まっとうな投資家には嬉しい話ではないでしょうか。

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2006年2月13日 (月)

預金者保護法

預金者保護法が2月10日から施行されました。

ここ1-2年でしょうか、銀行のキャッシュカードにまつわる様々な詐欺被害が多発しています。仮に、この法律がなければ、我々がカードを偽造されてお金を引き出されてしまったとしても、金融機関側は、「それはあなたの責任でしょ。ウチには保証する義務はありません」と言えてしまえるわけで、この法律によって金融機関の責任が明確になり、預金者の立場がより強くなったと感じます。

一定の制限があるとはいえ、このような法律ができたのは安心への一歩前進と感じます。

ただ、時間がかかりましたねー。法律自体ができたのが昨年の8月ですから、それからでも半年かかっているわけで。まあ、日本全国津々浦々に適用するものですから準備の時間がかかるのもわかりますけど、スピード感に関してはもうちょっと何とかならないのかとも思います。

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2006年2月12日 (日)

IRサービス-その2

前回紹介したIRサービスに関して、最近日本の状況も変わってきていると感じます。

というのは、米国初のIR支援会社が続々と日本に進出しているのですね。たとえば、2005年12月14日付の日経新聞では、全米第2位のIR支援会社、グラス・ルイス社が2006年秋をメドに日本に進出すると報じられていました。

ちなみに、全米第1位の会社はインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)社で、こちらは既に日本に進出済みとのこと。

「へぇー」と思って報道を聞いていましたが、意外や意外、私にも思い切り関係していました。なんと、ソニーの株主総会に上記のISS社が絡んでいたのです。

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2006年2月11日 (土)

IRサービス

"IR"という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

これは、"Investor Relations"の略で、日本語に訳するとすると、「投資家への情報提供」といった感じでしょうか。

似たような言葉では、"PR"がありますね。こちらは、もう日本語でも「ピーアール」というだけで通じてしまいますが、元を正せば"Public Relations"、つまり、「一般の人々への情報提供」ということでしょう。

具体的な例では、会社のHPを見るとよく、「投資家のみなさまへ」のようなコーナーってありますよね。あれです。

たとえば、私が株を持っているソニーでは、「投資家向け情報」というタイトルでかなり多くの情報が公開されています。

個別の株を買うことがあったら、Yahooファイナンスなどのポータルだけでなく、個別の会社が発信しているIR情報も検討してみてはいかがでしょうか?

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2006年2月 9日 (木)

東証アカデミー

おカネに関して体系的に学ぼうと、東証アカデミーにいってきたので報告します。

講師は、東証アカデミー事務局長も兼ねる白橋弘安先生です。手慣れた感じで、明るくハキハキとした態度で、分かり易く解説しようと下さっているのが判って好感度高いです。

内容的には、財務諸表を理解することや、財務指標の見方等のカタイ内容が中心だったのですが、懇切丁寧な教材(パワーポイント中心)と事例(イトーヨーカドーの決算短信)の紹介があったところに、工夫を感じました。

ただ、やっぱりちょっと難しいかな、と言うのが正直なところです。というか、企業財務が判ってもそれをどのように投資に結び付けるかがピンとこないというか…

しかも、150人ぐらいの大ホールで授業をやっているわけで、なかなか質問もできないですし。

ただ、今回は「コアコース」というもので、他にもコースが多数あるみたいなので、もっと初心者向けの科目があるとあると嬉しいな、と思いました。

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2006年2月 6日 (月)

手数料の比較なら投資信託協会

さきほど、郵便局の投信販売手数料は不当に高いのではないか?という記事をアップしましたが、大事な情報を忘れていました。

社団法人 投資信託協会のホームページでは、国内で販売されている投資信託の手数料を一覧形式で比較することができます。

まずここでチェック、ですね。


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郵便局の投信販売

郵便局で投資信託が売れているようですね。

2月2日付の日経新聞でも紹介されていましたが、06年1月末の投資信託販売残高は前月から1.7倍増えているとのこと。1ヶ月で1.7倍ですからねー。すごい勢いです。

さぞや良い商品が売られているんだろうとホームページをチェックすると…

  ビックリ!

日経225インデックスファンドが売られているのはよいのですが、販売手数料が2.1%もとられるではありませんか!

インデックスファンドなら、販売手数料0%(「ノーロード」と言われるものですね)が多い中で、なぜ郵便局で2.1%もとられてしまうのでしょうか?(もっとも、公平を期すために言うと、信託報酬0.546%は安い方だと思いますが)。

まあ、普通の商品でも、買うお店によって値段が変わってくるのは当たり前なわけで、考えてみれば文句を言う筋合いでないような気もしてきましたが…

でも、投資初心者が多いであろう顧客層を考えると、ちょっと「あこぎだなー」と思ってしまいます。

「ぽよぽよ日記」さんが書いているとおり、郵便局でも販売する投資信託のバリエーションを殖やしていくという流れのようですが、買う前には、どのような商品か要チェックですね。

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2006年2月 4日 (土)

カブドットコムの手数料

昨日の記事の続きです。

そういえば、一昨日(2月2日)の日経新聞には、ネット証券会社、カブドットコムの手数料体系が変更されるという記事が紹介されていました。

変更後は、小口売買(30万円以下の注文)は実質値上げ(350円から1890円)になるとのこと。

その理由としては、小口の売買を抑制して、東証のシステムにかかる負担を減らすことが上げられていました。

でも、「Alternative Newz -おるたなにゅーす-」さんも書いていますが、値上げはビミョーというか、やめてくれと言うのが個人投資家の正直な感想でしょう。

つーか、私が「逆指し値」注文をしているのも、まさにカブドットコム。なんか、勝手に値上げされたようで、気分の良いものではありません。


が、昨日の記事を書いた後に思いました。ひょっとしたらこのカブドットコムの値上げって、「見せ玉」のようなまやかし行為を削減するという意図があったりするのではないでしょうか?そのためなら、まあ、仕方ないような気もしてきますが…

あー、でも、「見せ玉」は逆に大量に注文を出すのだから、関係ないか。

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2006年2月 3日 (金)

見せ玉 (みせぎょく)

2月3日付の日経新聞に、ネット上の個人投資家がやっているという、株価を意図的に操作して儲けを目論むまやかし行為が紹介されていました。

「見せ玉 (みせぎょく)」という手法とのこと。

架空の会社の例を使って示すとこのような具合です。

 1. A氏が、東証マザーズのような新興会社向けの市場で取り引きされている「マニマニ社」の株を
   100円/株で5万株購入する

   このときの購入金額は、100円×5万株=5百万円

 2. 他の投資家は、上記のような大量の買いが入ったことに驚きつつ、この流れに追随しようと
   マニマニ社の株を買い始める。株価は徐々に上がり始め、120円に達する

 3. A氏は、マニマニ社の株価をさらに上げようと、大量の買い注文を追加する

   この場合、買い「注文」だけなので、購入金額は0円

 4. A氏の買い注文を見た他の投資家が、さらに買い注文を入れる

  マニマニ社の株は、一気に180円まで上昇する

 5. A氏は、まず「3」で出した買い注文を撤回。すかさず、「1」で買っておいた5万株を売却する

  このときA氏が得るのは、5万株×180円=9百万円

  もともとが5百円で買っていたので、売却益は4百万円

 6. 突然大量の売却が出たので、(たぶん)マニマニ社の株価は下落し、もとの100円/株まで戻る

  「4」で株を買っていた人は損をする

これ、けっこう悪質な気がしますね。ブログ:「実践・株式投資入門」さんも書いていますが、証券会社や東証などに対応して欲しいものです。

といっても、なかなか効き目がある解決策はないようで(日経でも、「見せ玉」を使っている個人投資家~上記の例ではA氏~は、証券会社からの警告メールを気にしていないように紹介されていました)、結局のところ自分で気をつけるしかないようです。

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2006年1月31日 (火)

インド株体験記-その12

前回に引き続き、Vinod君からのインド情報です。

しかも、今回は、彼のマーケットの見通しとなる情報も送ってきてくれました。

"ENAM Securities"という地場の証券会社が出しているレポートです。日本では、楽天証券でインド株の個別銘柄が買えるようですが、現地発(上述のENAMの本社はインドのMumbai)の情報もとても面白いものです。

さて、肝心の中身ですが…

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2006年1月30日 (月)

ソニー株に投資-その2

ソニーの株に売り注文を入れました。

といっても、前回掲載したコメントで書いたようにソニーの業績を悲観したからではありません。基本的には、私はソニーという会社をとても面白いと思っていて、これからもずっとウォッチをしていきたい(=株を持ち続けたい)と思っています。

が、さすがに株価がここまで高くなると、ちょっと色気が出てきてしまったのですね。儲けを確定させたい、という。

ということで、ちょっと特殊な売り注文を入れました。「逆指し値注文」というものです。

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2006年1月29日 (日)

ソニー株に投資

ソニーの株価が好調ですね。

昨日(1月27日: 金)だけで、前日比14%の値上がりをし、5,800円になったとのこと。ちなみに、同じ日に日経平均は前日比570円(3.6%)の上昇なので、ソニーの株価は相場を大幅に上回った上げ幅を記録したことになります。

以前お伝えした、株主総会でも盛んに議論されていた厳しい状況が改善したのでしょうか?どうもそれだけでは無さそうです…

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2006年1月27日 (金)

よみうり文化センター「初心者のための入門教室 株式投資を学ぶ」

お金についてちゃんと学びたい!と思って、カルチャー・センターの大手「よみうり文化センター」で開催されている、「初心者のための入門教室 株式投資を学ぶ」というのを覗いてきました。

講師は、NPO法人エイプロシスの冨山先生。401k年金の企業における導入教育もされているようで、講義なれした安心感があります。

ただ、もともとが証券業界ご出身のせいでしょうか、初心者向けとうたっているわりには難しい用語がでてきたのはちょっとビックリしてしまいました。「企業価値」とか、「いわゆる株価収益率」とか言われても、初心者には難しいのでは?

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2006年1月25日 (水)

インド株体験記-その11

今回は、私のインド人の友人Vinod君のインド株式マーケットに関する見方を紹介します。

以前も、このサイトではライターの「おみ」さんのお友だちのV君(たまたまこの方も"V"で始まりますが、別人です)の意見を紹介したことがありました。その際にも書きましたが、メディアを通したインドに関する情報って、最近比較的手に入りやすいと思うんですね。新聞にも頻繁にインドのことが紹介されてますし、ましてやインターネットを使えば、情報はそれこそ山のようにでてくるでしょう。

したがって、このサイトでは、できるだけナマの情報をお伝えしたいと思っています。もちろん、個人的な見解が入ってしまってはいるのですが、それはそれでひとつの情報だということで。

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2006年1月24日 (火)

インド株体験記-その10

前回までで、積立でインド株(正確には、インド株投資信託: HSBCインドオープン)を買い始めたところから始まって、その後「誘惑に負けて」積立ではなく一気に買ってしまったという話をしました。

今日は、買ってからほぼ1ヶ月がたったので、パフォーマンスのご報告をしたいと思います。評価額を見てみると…

  117,986円

ン?

なんと!リターンはネガティブではないですか!積立で購入した2回分も含めて、120,000円で購入したので、

  120,000円-117,986円=2,014円

のマイナスです。うーん、これは予想外。

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2006年1月20日 (金)

インド株体験記-その9

前回の最後で、マネックス証券の手数料が無料になるキャンペーン(特定の投資信託を買った場合の売買手数料が無料)の話を書きました。つまり、私が積立を申し込んだHSBCインドオープンだと、3.5%の手数料が、なんと!0になるのです。

しばらく迷っていたのですが…

  買っちゃいました

積立ではなく、一気に。誘惑に負けてしまったわけです。ま、金額的にはわずか10万円なんですけどね…

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2006年1月 1日 (日)

ラリー・E・スウェドロー「間違いだらけの投資法選び―賢明な投資家が陥る52の落とし穴 」

あけまして、おめでとうございます。本年も当ブログ、マネーユニバーシティをよろしくお願いいたします。

さて、本年一冊目は”ウォール街が教えたくないこと”の作者による投資ガイドブックです。

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ラリー・E・スウェドロー 著 長尾 慎太郎 井田 京子 訳
 「間違いだらけの投資法選び―賢明な投資家が陥る52の落とし穴

 パンローリング 368P
 2002年
評価は
 ★★★★


(評価の基準はこちら)

ウォール街があなたに知られたくないこと」に引き続き書かれた投資ガイド第三弾です。前著ではアクティブ投資の無意味さとインデックスファンドの有利さを、これでもかというぐらい詳細なデータをもとに語っていました。が、本書ではがらりと趣向を変えて全部で52の一問一答で投資家の陥りやすい間違いを教えてくれます。

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2005年12月31日 (土)

アンドリュー・トビアス「トビアスが教える投資ガイドブック ― 賢いお金の使い方、貯め方、増やし方」

全米大人気のマネーキャスターが送る投資ガイドブック


アンドリュー・トビアス著 伊能 早苗 ,藪中 久美子 訳
 「トビアスが教える投資ガイドブック ― 賢いお金の使い方、貯め方、増やし方」

 パンローリング 448P
 2002年
評価は
 ★★★


(評価の基準はこちら)

本書の原題は”人生に必要な唯一の投資ガイドブック”です。確かに、素人投資家にとってこれほどわかりやすく具体的に書かれているものはないでしょう。冗談とユーモアあふれる文体ながら、押さえるべきところはきちんと押さえられ、さらには具体的に取らなければならないアクションまで書かれていてまさに完璧です。

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2005年12月30日 (金)

奈須野 太 「不正競争防止法による知財防衛戦略」

情報化社会の富の源泉”知財”を守る不正競争防止法戦略


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奈須野 太 著
 「不正競争防止法による知財防衛戦略

 日本経済新聞社 299P
 2005年
評価は
 ★★★
(評価の基準はこちら)

情報化時代となり、情報というお金を生む資産をどうやって守っていくのかというのは大きい問題です。物理的なお金や土地などであれば、その資産防衛に関して民法・刑法などが使わますが、情報を守るためには、いわゆる知財関連法(特許法・実用新案法・商標法・意匠法・著作権法など)を活用していく必要があります。そのなかで今後企業実務に良く利用されていくであろう不正競争防止法(平成17年11月1日改正施行)を解説するのが本書となります。

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2005年12月29日 (木)

トマス・J・スタンリー 「女性ミリオネアが教えるお金と人生の法則」

主婦でも億万長者になれる秘密とは

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トマス・J・スタンリー 著 春日井 晶子 訳
 「女性ミリオネアが教えるお金と人生の法則

 日本経済新聞社 304P
 2004年
評価は
 ★★★


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アメリカ富裕層研究の第一人者トマス・スタンリー教授が送るお金持ちプロファイル研究の第三弾。前著、となりの億万長者なぜ、この人たちは金持ちになったのかでは、主に男性富裕層対象の調査結果でしたが、今回は女性富裕層に的を絞っての報告です。さて、アメリカの億万長者婦人たちにみられる意外な特徴とは何なのでしょうか?

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2005年12月28日 (水)

A. シュライファー 「金融バブルの経済学―行動ファイナンス入門」

効率的市場仮説に挑む行動ファイナンスという立場を明確にした入門書

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A. シュライファー 著 兼広 崇明 訳
 「金融バブルの経済学―行動ファイナンス入門

 東洋経済新報社 288P
 2001年
評価は
 ★★★


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本書が出版された2001年は日本でのインターネットバブルが崩壊した直後ということもあって、書名が金融バブルの経済学になっていますが、バブル分析とは全く関係ありません。シカゴ大学のファイナンス博士課程の教科書にも指定されている行動ファイナンスの教科書です。

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2005年12月27日 (火)

小林 敏之 「あなたの「経験」を「通信講座」にして稼ぐ法」

情報起業(インフォプレナー)を日本に初めて紹介した著者による情報起業法

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小林 敏之 著
 「あなたの「経験」を「通信講座」にして稼ぐ法

 同文館出版 214P
 2005年
評価は
 ★★★


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21世紀に入り情報化社会を迎え産業構造は変化しようとしています。情報化社会はこれまでの「モノ」経済と違い「情報」をやり取りする経済だと言わています。ただ、「情報」をやり取りすると言われてあまりにも突拍子もなく、ピンとこないでしょう。そこで、「情報」をやり取りしてお金を儲ける方法のひとつとして「情報起業」を提唱しているのが本書です。

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2005年12月26日 (月)

デイヴィッド・J. シュワルツ 「大金持ちになる人の考え方」

普通の人とは違う大金持ちの行動や考え方とは何か?

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デイヴィッド・J. シュワルツ 著 弓場 隆 訳
 「大金持ちになる人の考え方

 ダイヤモンド社 199P
 2002年
評価は
 ★★★


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いわゆる成功哲学の本。
成功哲学の本は内容によっていろいろなパターンがあります。1.成功した人がその体験を語るもの、2.成功した人に取材した本、3.古今東西の成功哲学を研究したものなどです。本書の場合は分類3にあたりますが、筆者が人材開発コンサルタントであるため、伝え方がうまいというのが特長です。

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2005年12月25日 (日)

伊東 尚憲 「株よりやさしい不動産投資信託(J‐REIT)入門」

不動産投資信託J-REITを概観するための一冊

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伊東 尚憲 著
 「株よりやさしい不動産投資信託(J‐REIT)入門

 アスカビジネスカレッジ 158P
 2005年
評価は
 ★★★


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一時期新商品としてもてはやされた日本版不動産投資信託J-REIT(ジェイ-リート)。本書はJ-REITに関しての基礎を解説した一冊。J-REITっていう言葉を聞いたことはあるけれど、いったい何のことなのかはわからないという方向けに作られたコンパクトな入門書です。

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2005年12月24日 (土)

「生命保険 知って得する数字のカラクリ 」

生命保険のトリビア

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柳澤 美由紀 石川 英彦 監修 株式会社マネーライフナビ著
 「生命保険 知って得する数字のカラクリ
 技術評論社 192P
 2005年
評価は
 ★★★

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技術評論社の「数字のカラクリ」シリーズ。生命保険に関係のある数字をまとめて、それを切り口に解説が行われています。かなり詳細な数字をあげてあるので、じっくり何事も調べてからではないとという方が保険に加入する前に読まれるとおもしろいかも

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2005年12月23日 (金)

エレン ジェファーソン なぜか「お金が貯まる人」の習慣

英国流生活の知恵


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エレン ジェファーソン 著
 「なぜか「お金が貯まる人」の習慣

 ぶんか社 233P
 2001年
評価は
 ★★


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イギリス生まれの筆者は若い頃に日本を旅し、美術、建築、庭園、茶の湯など華美をきらい質素に生きるという文化に感銘を受けます。日本は潔いまでに簡素ですっきりしており、これこそがイギリス人の理想とするModestだと感じ入るのです。そんな筆者が夫の転勤に伴い再び来日します。しかし、そこで見た日本はかつてと違うモノ余り大国、日本なのでした。

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2005年12月22日 (木)

金井 高橋 「キャリアの常識の嘘」

キャリア形成についての誤った常識を専門家の視点から正す

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金井 壽宏 高橋 俊介 著
 「キャリアの常識の嘘

 朝日新聞社 214P
 2005年
評価は
 ★★★


(評価の基準はこちら)

資産形成の条件に安定した収入というものがあります。収入を生むものは不動産や株、債権等からの所得もありますが、やはり初めのうちは自分の労働収入が大きい要素を占めることは間違いありません。その労働収入を増やすためのキャリア形成について世間の常識がいかに誤っているかを専門家の目からずばり指摘します。

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2005年12月21日 (水)

山口 揚平 「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」

会社価値の評価(バリュエーション)から株式投資を考える本

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山口 揚平 著
 「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本

 ランダムハウス講談社 208P
 2005年
評価は
 ★★★


(評価の基準はこちら)

おおかたの日本人は株式投資の経験が少なく投資手法もまだまだ洗練されていない。入門書を読んで株式取引を始めたはいいが有名会社の株ばかりを購入してみたり、ネットや雑誌などで推奨されている銘柄に手を出したりして失敗している。少し勉強が進んだ投資家でも投資にはほとんど意味のない株主優待を比較してみたり、ギャンブルのようにチャート分析に頼ったりする程度。そんな投資法ではなく、外資の機関投資家が使っている投資手法、バリュエーションを勉強させてくれる本。

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2005年12月20日 (火)

ラリー・E・スウェドロー 「ウォール街があなたに知られたくないこと」

プロ投資アドバイザーによる現代証券投資理論の解説

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ラリー・E・スウェドロー 著 山内 あゆ子 訳
 「ウォール街があなたに知られたくないこと
 ソフトバンククリエイティブ 472P
 2002年
評価は
 ★★★


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最近の週刊誌やお金儲け雑誌の見出しをいくつか拾ってみましたが、ちまたの投資本やお金儲け雑誌を見てもほとんどの場合、人気ファンドマネージャやカリスマ投資家のご託宣が載っている場合が多いと思います。でも、これを実際に信じてしまっても良いのかなという疑問を持った方へおすすめ。

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2005年12月19日 (月)

若林史江 「株が好き♪―たった1銘柄の売買でも1000万円儲けられるフミエ流マル美株式投資術」

兜町のアイドル若林史江さんのライトエッセイ

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若林史江 著
 「株が好き♪―たった1銘柄の売買でも1000万円儲けられるフミエ流マル美株式投資術
 アスペクト 189P
 2004年
評価は
 ★★
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筆者の若林史江さんは18歳のときにご両親の事業が失敗したことをきっかけに極貧生活を強いられます。その後、それをバネに株式投資の世界に飛び込み、現在はファイナンシャルアドバイザー兼トレーダーをされています。そんな若林さんの株式投資体験記。

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