山崎 隆著、 東京マンション資産価値予測 DATA BOOK―エリア別データ2万件の定量分析による
「いつまでも賃貸もなんだし、そろそろマンションを買おうかな」
思うことってありますよね。賃料だって決して安くはないわけで、いつまでも払い続けるのはバカらしくなっちゃうし。
ところが、
「でもなー」
とためらってしまうのは、値段の高さもあるのですが、それ以上に先の見通しが立たないから。
「このマンションの将来の資産価値、どうなっちゃうんだろう?」
と。
そんな時に読んでみたいのがこちら。
山崎 隆著、 東京マンション資産価値予測 DATA BOOK―エリア別データ2万件の定量分析による
評価は
★★★★☆ (購入して読む価値あり)(評価の基準はこちら)
今のマンションの数値データを元に、エリアごとに将来の資産価値を予測しちゃおう、というものです。たとえば、駅からの距離と賃料(もしくは、価格)って普通は逆相関(右肩下がり)していると思うじゃないですか?
ところが、エリアによっては、二極分化だったり、左肩の下がり度合が小さかったりするのです。そこからそのエリアの特性を読みとれば、将来像が見えてくるのではないか、と著者は主張します。
Amazonの書評でも指摘されているとおり、分析結果の開示はやや物足りない部分はあるけれど(統計処理をすると、たいていこの手のツッコミが入る)、それでもなおお薦めしたいのは、このように定量的なデータをベースにものを考える、というスタンス。
てか、マンションを買う時にみんな、無造作すぎないか?「どの物件がいいのか?」という現在自分進行形だけでなく、「このエリアは将来どうなっていくのか」という視点は不可欠でしょう。これから日本の格差が広がっていくとするならば、地域によってソフト面での良し悪しがでてくるよ、ものすごく。
し・か・も。この本を推したいもう一つの理由は、歴史的な背景にも目が注がれていること。「街とは文明の記憶装置である」と謳った序章だけでも読んでみる価値はあるんじゃないかな。
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