ミンツバーグ最新本-Managers, Not MBAs
ミンツバーグという名前はご存じでしょうか?日本では著書の「戦略サファリ」が知られている程度ですが、欧米のビジネススクール業界では、マイケル・ポーターと並び称されるほどのマネジメントのグルです。ただし、「異端の」という形容詞が付くのですが。
ミンツバーグという名前はご存じでしょうか?日本では著書の「戦略サファリ」が知られている程度ですが、欧米のビジネススクール業界では、マイケル・ポーターと並び称されるほどのマネジメントのグルです。ただし、「異端の」という形容詞が付くのですが。
彼が異端といわれるゆえんは、ビジネススクール業界にいながら、伝統的なMBA教育を痛烈に批判しているところにあります。いわく、MBAは分析的なスキルだけを極度に肥大させている、いわく、MBAは官僚的すぎる組織を作る、等々。
ただ、ミンツバーグがいわゆる批評家と一線を画している点は、批判だけに終わらずに、どうしたらよいかというソリューションを提示し、そのソリューションを実際のプログラムにまで落とし込んでいる点にあります。IMPM(International Masters Program in Practicing Management)という名前で1996年から展開されているプログラムは、一定の成果をあげているようです。
彼の最新本、Managers Not MBAs: A Hard Look at the soft practice of managing and management development" (Berrett-Koehler Publishers, 2004)"は、このMBAに対する批判と彼のソリューションの根底に流れる思想をまとめたものです。
400ページ以上という大部ですが、彼のマネジメント教育にかける情熱と、それを核にして生みだされるインサイトは、マネジメント教育に携わるものならば読まざるべからざるものでしょう。とくに、「マネジメント教育=MBA」という図式が広まりつつある昨今、本当の「マネジメント教育」はどうあるべきかを考える機会は重要だと考えます。

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